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「車両保険って、実際いらないの?」
そんな疑問から、Yahoo!知恵袋では毎年のように議論が巻き起こります。保険料を少しでも抑えたい人、新車だから外すのが怖い人、年式が古いから迷っている人……意見はさまざま。実際、知恵袋の回答を読み比べてみると、“外してもいい人”と“絶対に外さないほうがいい人”には、はっきりした共通点があることが分かります。
この記事では、「車両保険はいらない?」という声がなぜ多いのか、知恵袋の投稿に見られるリアルな意見を整理しながら、自分にとって本当に必要かどうかを判断する“最強の基準”をわかりやすく解説します。
保険料をムダにしたくないけど、いざという時の補償も外したくない——。
そんなあなたの不安を、この記事でスッキリ解消しましょう。
なぜ「車両保険はいらない」と言われるのか?
車両保険はいらないと言われるのは、すべての人に同じ保険が合うわけではないからです。
車の値段や乗り方、お金の余裕で、必要な人といらない人が分かれます。
JUN車両保険がいらないと言い切るのは少し危険です。
あなたの車と生活に合うかどうかで考えましょう。
車両保険は高いと言われることが多いですが、じつは守ってくれる場面も多い保険です。
まずは「いらない」と言う声の理由を知りながら、自分に当てはまるかどうかを考えていきましょう。
車両保険とは?基本の仕組みと補償内容
車両保険は、自分の車がこわれたり傷ついたりしたときに、その修理代などを助けてくれる保険です。
事故だけでなく、台風や落書き、盗難などにも使えることがあり、内容は保険会社ごとに少しずつちがいます。



かんたんに言うと「車のための保険」が車両保険です。
どこまで守られるのかを知ることがとても大切ですよ。
多くの自動車保険では、対人や対物など「人や相手の物」を守る補償と、車両保険のように「自分の車」を守る補償が分かれています。
このうち、車両保険はつけるか外すかを自分でえらべることが多く、「いらないかも」と迷うポイントになりやすい部分です。
車両保険はどんなときに役立つ補償なのか
車両保険は具体的には、以下のようなトラブルで活躍します。
- 衝突事故(自損事故含む)
ガードレールにこすった・電柱にぶつけたなど、自分が原因の事故でも補償。 - 相手の当て逃げや、過失割合が相手にある事故
相手が逃げた、過失が相手にあっても賠償を受けられない場合に備えられる。 - 台風・洪水・落雷・ひょう・大雨などの自然災害
自然災害による修復費は高額になりやすく、車両保険のメリットが大きい。 - 盗難・車上荒らし
車両盗難はもちろん、窓ガラス破損やナビ盗難などの被害も対象になることが多い。
さらに車両保険には、補償範囲によって以下の2タイプがあります。
- 一般型(フルカバー型)
ほとんどの事故・災害を幅広く補償するプラン。新車や高額車に向いている。 - エコノミー型(限定補償型)
対象を「相手との事故・自然災害」などに限定したプラン。保険料が安いのが特徴。
一見すると「入っておいたほうが安心」ですが、車の価値や使い方によっては不要と感じる人もいます。そのため、自分の状況に合わせて必要性を見極めることが大切。次の章では、知恵袋で“いらない派”が挙げる理由を詳しく見ていきます。
知恵袋でよく見られる「車両保険いらない派」の声
知恵袋などの相談サイトでは、「車両保険はいらない」と書かれた質問や回答をたくさん見かけます。
その多くは、自分の車の値段や保険料の高さから「もう元が取れない」と感じた人の意見です。



ネットの意見は、書いた人の状況の上に成り立っています。
あなたの車や生活と同じとはかぎらないので注意しましょう。
たとえば、「十年落ちの安い軽自動車だから車両保険はいらない」と言う人もいれば、「新車でローンが残っているから絶対につける」という人もいます。
どちらもその人には正しい考え方なので、ネットの声をうのみにせず、自分の条件に近い意見かどうかを見分けて読むことが大切です。
車両保険が不要とされる主な理由
車両保険がいらないと言われるおもな理由は、保険料とのバランスが合わないと感じる人が多いからです。
とくに年数がたった車や、あまり乗らない車では「払うお金のほうが高い」と思われやすくなります。



車両保険が不要と言われる理由には、保険料の高さだけでなく、等級ダウンや車の価値の下がり方も関係しています。
まずは代表的な理由をおさえておきましょう。
- 車両保険で保険料が高くなる
- 事故で等級が下がるおそれがある
- 古い車は補償額が小さくなりやすい
- 貯金があれば自腹で直す考え方
これらの理由はどれも一理ありますが、どこまで気にするかは人によって大きく変わります。
それぞれの理由をくわしく見ていくことで、あなたにとって本当に車両保険がいらないのかどうかが見えてきます。
保険料が高くなるから
車両保険をつけると、自動車保険の年間の保険料は多くの場合ぐっと高くなります。
そのため、家計を少しでもおさえたい人から「車両保険はいらない」と言われることが多いです。
とくに若い人や、スポーツカーなど保険料がもともと高い車では、車両保険をつけると負担がかなり大きくなりやすいです。
保険会社や車種によってちがいますが、車両保険のつけ外しで年間の保険料が数万円変わることもあります。
- 車両保険で年間保険料が上がる
- 若い人やスポーツカーは負担大
- 家計のきゅうくつさを感じやすい
- 保険料と補償のバランスが大事
たとえば年間の保険料が八万円で、車両保険を外すと五万円になる場合、三万円分をどう考えるかがポイントになります。
三万円を「安心を買うお金」と見るか、「ほかの出費に回したいお金」と見るかで、えらぶ保険は大きく変わります。
もし自分で三万円を毎年しっかり貯金できる人なら、「車両保険の代わりに貯金でカバーする」という考え方もあります。
反対に、急に十万円以上の修理代を払うのはこわいと感じる人は、毎年の保険料が少し高くなっても車両保険をつけたほうが心が楽かもしれません。
自分の性格やお金の余裕を正直にイメージしながら、「保険料の高さ」をどう受け止めるかを考えてみてください。
保険料が高いからといって、なんとなく車両保険を外すのではなく、「その分のリスクを自分で持てるか」を一度しっかり考えてみましょう。
等級ダウンのリスクがあるから
車両保険を使うと、ほとんどのケースで自動車保険の等級が下がり、翌年以降の保険料が高くなります。
そのため、「少しのキズなら、保険を使わず自腹で直したほうがいい」と考える人も多いです。
自動車保険の等級は、事故がない年を重ねるほど上がっていき、割引も大きくなります。
逆に、事故で保険を使うと等級が下がり、割引が減って保険料が上がるので、「将来の支払い」を気にして車両保険をさける人がいるのです。
- 車両保険を使うと等級が下がる
- 翌年以降の保険料が高くなる
- 小さなキズは自腹で直す人も多い
- 「元が取れない」と感じやすい
たとえば、バンパーをこすって修理代が七万円かかる場面を想像してみてください。
車両保険を使えば七万円を自分で払わずにすみますが、数年間は保険料が毎年一万円以上高くなることもあります。
そうなると、「トータルでは自腹で直したほうが安かった」と感じる人も出てきます。
いっぽうで、七万円をいま用意するのがつらい家庭なら、「将来少しずつ高く払うほうが楽」と感じることもあるでしょう。
等級ダウンをどこまで気にするかは、人それぞれの家計と価値観によって変わるポイントです。
車両保険をつけるか迷うときは、「保険を使うと等級がどれくらい下がるのか」「そのとき保険料はいくらくらい増えるのか」を事前に確認しておくと安心です。
中古車・年数経過車では価値が低いから
中古車や年数がたった車は、そもそもの車の値段が下がっているため、車両保険の補償額も小さくなりやすいです。
そのため、「古い車に高い車両保険料を払うのはもったいない」と考える人が多くなります。
車両保険の補償額は、おおよそ時価額と呼ばれる「いまの車の価値」をもとに決められます。
とくに十年近くたった車や、もともとの価格が安い軽自動車などでは、修理代より補償額が少なくなることもありえます。
- 古い車は補償額が小さくなりやすい
- 車の時価額で保険金が決まる
- 修理代より少ないこともある
- 保険料とのつり合いが重要になる
たとえば、いまの車の価値が二十万円くらいと見られている場合、車両保険で受け取れる金額もそのくらいが上限になります。
このとき、年間の車両保険料が三万円かかるなら、「数年払ったら車の値段とあまり変わらない」と感じる人も多いでしょう。
さらに、大きな事故で全損になったとしても、受け取れる金額が二十万円だと、新しい車を買うには足りないこともあります。
こうした状況では、「車がこわれても仕方ない」とわり切って、車両保険を外す人も少なくありません。
中古車や年数がたった車の場合は、「いまの車の価値」「車両保険の保険料」「受け取れる金額」のバランスを冷静にくらべることが大切です。
そのうえで、「もし車がダメになったらどうするか」を家族と話しておくと、車両保険を外したときも不安が小さくなります。
自分で修理・貯蓄できるなら自己負担も選択肢
あるていど貯金があり、急な修理代でも自分で払える人なら、車両保険を外して自己負担にする選び方もあります。
車両保険に払うはずだったお金を、毎年コツコツと貯めておく「自分でつくる保険」のようなイメージです。
この考え方では、事故のときのリスクを自分で受け止めるかわりに、毎年の保険料をおさえることができます。
家計に余裕があり、車もそれほど高くないなら、合理的な選び方になる場合もあります。
- 貯金で修理代をまかなう考え方
- 車両保険ぶんを自分で積み立てる
- 家計に余裕がある人向き
- 大きな事故のリスクも忘れない
たとえば、車両保険をつけると年間三万円高くなる場合、その三万円を「車のための貯金」として口座によけておく方法があります。
五年つづけると十五万円になり、ちょっとしたキズや部品交換ならじゅうぶんまかなえる金額になります。
ただし、一度の事故で三十万円以上の修理代がかかることもあるので、「貯金でどこまで対応できるか」はよく考える必要があります。
また、盗難や火事など、自分では防ぎにくいトラブルが起きたときにどうするかも、事前にイメージしておきたいポイントです。
自分で修理代を負担する選び方は、計画的に貯金ができる人ほど向いている方法と言えます。
車両保険を外すなら、「いざというときに本当に払えるか」を、数字で見ながら冷静に考えてから決めましょう。



車両保険を外すときは「貯金で本当にまかなえるか」を必ずチェックしましょう。
なんとなくの安心感だけで外すと、あとでこまることがあります。
車両保険が必要とされるケース・逆に外してもいいケース
車両保険は、すべての人にとって必ず必要な保険ではありませんが、つけておいたほうがよいケースははっきりあります。
いっぽうで、条件しだいでは外してもよいケースもあるので、自分がどちら側に近いかを見きわめることが大切です。



新車や高級車、ローンが残った車は車両保険がとくに大切です。
古い車やあまり乗らない車なら、外す選択肢も見えてきます。
- 新車・高級車・ローン残りは手厚く
- 古い車や使用少なめは外す候補
ここからは、車両保険を「つけたほうがよい人」と「外してもよい人」のちがいを、もう少し具体的に見ていきます。
自分がどちらのパターンに近いかをイメージしながら読み進めると、判断しやすくなります。
新車・高級車・ローン残あり → 必要性高め
買ったばかりの新車や高級車、ローンがたくさん残っている車は、車両保険の必要性がとても高いです。
もし大きな事故で車がダメになったとき、車両保険がないと、車がないのにローンだけ払いつづけるような状況になりかねません。
新車や高級車は車両価格が高く、修理代も高くなりやすいので、自腹での対応はかなりむずかしくなります。
ローンを組んで車を買った人は、とくに「もしものときに残りの支払いをどうするか」を考えながら、車両保険の必要性を考えることが大切です。
- 新車や高級車は修理代が高い
- ローン残りが多いときは要注意
- 全損でもローンだけ残ることも
- 車両保険で家計のダメージを軽減
たとえば三百万円の新車をローンで買い、一年目で大きな事故にあった場面を想像してみましょう。
車両保険があれば、契約どおりの金額が保険金として支払われ、新しい車を買う費用の足しにすることができます。
しかし車両保険がなければ、こわれた車はほとんど価値がなくなり、手元には何も残らないのにローンの支払いだけつづきます。
このような状況になると、日々の生活費や貯金にも大きな影響が出てしまいます。
とくに家族がいる人や、車がないと通勤や生活がむずかしい人は、新車のあいだだけでも車両保険をしっかりつけておくほうが安心です。
「ローンが多く残っているうちは車両保険をつけておき、返済が進んできたら外すか考える」という考え方もよく使われます。
年数経過車・補償額が低め・運転頻度少なめ → 外す検討可
年数がたって価値が下がった車や、もともとの補償額が低めの車は、条件しだいで車両保険を外すことも検討できます。
とくにあまり運転しない人や、通勤や仕事では使わない人は、事故の可能性自体が小さくなるためです。
ただし、価値が下がった車でも生活必需品
車両保険を外すかどうかは、「こわれたらあきらめられる車かどうか」がひとつの目安になります。
- 古い車は車両保険を外しやすい
- 運転回数が少ない人も候補
- 生活にどれだけ必要かが大事
- 「こわれても仕方ないか」を確認
たとえば、休日だけ近場の買い物に使う十年落ちの軽自動車で、電車や自転車でも生活できる場所に住んでいる人をイメージしてみてください。
この場合、もし車がこわれても「しばらく車なしで生活して、お金がたまったらまた安い車を買う」という選択も現実的です。
一方、山あいの地域などで車がないと買い物や通勤がほとんどできない人にとっては、古い車でも生活を支える大事な足になります。
そのような人は、たとえ車の価値が低くても、「こわれたときに次の車をどうするか」をしっかり考えておいたほうが安心です。
車両保険を外すかどうかを決めるときは、「車の値段」だけでなく、「車がなくなったときの生活のこまり度」もいっしょに考えることが大切です。
そのうえで、自分や家族が納得できるラインをみつけ、「ここまでならリスクを受け止められる」と思えるかどうかで判断してみましょう。



「こわれてもなんとかなる車かどうか」を考えると、車両保険を外してよいかが見えやすくなりますよ。
知恵袋投稿から読み解く「外すタイミング」のヒント
知恵袋などの相談を見ていると、多くの人があるタイミングで「車両保険を外そうかな」と考えていることがわかります。
そのタイミングを知っておくと、自分が見直すべき時期の目安として活用できます。



更新のたびに「なんとなく継続」している人も多いです。
区切りのタイミングを決めて見直すのがおすすめですよ。
- 更新時に補償内容を見直す
- 車の価値が補償額を下回るとき
- ローン完済や無事故期間の節目
ここからは、多くの相談に共通して出てくる「外すタイミング」のヒントを、三つの場面に分けて見ていきます。
自分の保険証券や車検証をとなりに置いて読み進めると、よりイメージしやすくなります。
満期更新時を機会に
いちばん多いのは、自動車保険の満期更新のタイミングで車両保険を見直すパターンです。
更新の案内が来たときが、補償内容や保険料を落ちついて見なおせる良い機会になります。
更新時には保険証券</strongや見積もりに、いまの車両保険の補償額や保険料がわかりやすく書かれています。
その数字を見ながら、「この補償にこの金額を払うかどうか」を冷静に考えやすいタイミングです。
- 更新案内は見直しのチャンス
- 補償額と保険料を同時に確認
- 外すか下げるかの相談もしやすい
- 乗り換え先の比較もしやすい
たとえば、更新の書類に「車両保険 補償額百五十万円 保険料三万円」と書かれていたとします。
このとき、「百五十万円の補償に三万円払う価値があるか」「補償額を下げて保険料も下げるか」「外して対人対物だけにするか」などを具体的に考えられます。
また、同じ条件で他社の見積もりを取り、車両保険をつけた場合と外した場合の差をくらべるのにもよいタイミングです。
更新の紙を見ずに、そのまま自動更新してしまうと、数年間なんとなく高い保険料を払い続けてしまうこともあります。
毎年の更新を、「車の保険を見直す年に一度のチャンス」と考えて、車両保険を含めた補償内容をチェックする習慣をつけておきましょう。
「今回はまだつけておく」「来年は外すかも」といったメモを残しておくと、次の更新時にも判断しやすくなります。
車両価値が補償額を下回ったとき
車の価値が大きく下がり、車両保険の補償額が実感として「少ない」と感じてきたときも、外すタイミングの候補になります。
とくに車検ごとに「もうそんなに高く売れないな」と感じるようになったら、保険の見直しどきです。
車両保険の支払限度額
いっぽうで、保険料はそこまで大きく下がらないこともあるため、「払う金額とのつり合い」が悪くなりやすいのです。
- 車の価値は年々下がっていく
- 補償額も少しずつ下がる
- 保険料とのバランスをチェック
- 「ここまで来たら外す」を決める
たとえば、購入時は三百万円だった車が、七年目には百万円くらいの価値と見られることがあります。
このとき、車両保険の補償額も百万円前後になり、年間の保険料が二万円だったとすると、「あと五年払うと十万円」と計算できるでしょう。
「百万円のために十万円払う」と考えると高く感じる人もいれば、「全損になったとき百万円あれば助かる」と考える人もいます。
自分がどちらに近いかをイメージしながら、「補償額がこのくらいになったら外そう」というラインを決めておくと判断しやすくなります。
車を買ったときから、「何年目くらいまで車両保険をつけるか」をざっくり決めておくのも、おすすめの考え方です。
そのうえで、実際の補償額と保険料を見ながら、予定を前後させていくと、自分に合ったバランスを取りやすくなります。
ローン完済後・事故歴なし
ローンをすべて払いおえたタイミングや、長いあいだ事故を起こしていないタイミングも、車両保険を見直しやすい節目です。
このころには車の価値もだいぶ下がっていることが多く、生活にも少し余裕が出てきている場合が多いためです。
ローン完済後は、もし車がダメになっても、ローンだけが残る心配はなくなります。
また、長年無事故で運転してきた人は、自分の運転のようすをふり返りながら、リスクの取り方を考えやすくなります。
- ローン完済は大きな区切り
- 事故歴なしならリスクを再確認
- 生活の余裕もあわせて考える
- 外すか減らすかを検討しやすい
たとえば、七年ローンで車を買い、ちょうど最後の支払いが終わったとき、「まだしばらくこの車に乗ろう」と考えたとします。
このとき、車両保険を続けるか外すか、または補償額を下げて保険料をおさえるか、といった選択肢が見えてきます。
仕事や生活が落ちつき、貯金も少しずつ増えているようなら、「大きな事故のときは貯金でカバーする」という考え方もとりやすくなります。
いっぽうで、家族が増えて出費が多くなっている時期なら、「いまこそ車両保険でリスクを減らしておこう」と考える人もいるでしょう。
ローン完済や無事故の期間は、自分の生活の変化もふり返りながら、車両保険との付き合い方を見なおす良いきっかけになります。
このタイミングで一度しっかり見なおしておくと、その後の数年間を安心して車と付き合いやすくなります。



ローン完済や長年の無事故は「がんばった証」です。
その節目に、車両保険のあり方もいっしょに見直してみましょう。
車両保険を外すリスクと注意点
車両保険を外すと保険料は下がりますが、そのぶん自分でかぶるリスクも大きくなります。
安心して外すためには、どんなときに困るのかを事前にしっかりイメージしておくことが大切です。



「保険料が安くなる」だけで決めてしまうと、いざというときに大きく後悔することもあります。
外す前に、デメリットもしっかり確認しましょう。
- 事故や盗難などの補償がなくなる
- 修理費が思った以上に高くなる
- 等級と将来の保険料も合わせて考える
ここでは、車両保険を外すことで出てくる代表的なリスクを三つに分けて、順番に見ていきます。
リスクを知ったうえで、それでも外してよいと思えるかどうかを自分に問いかけてみてください。
事故時・盗難・自然災害・当て逃げの補償なし
車両保険を外すと、自分の車がこわれたり盗まれたりしても、基本的には保険からお金は出ません。
とくに相手がわからない当て逃げや、台風や洪水などの自然災害は、自分ではどうしようもないぶん、車両保険のありがたみが大きい場面です。
対人や対物の保険は残していても、自分の車に対する補償がなくなる点はしっかり意識しておく必要があります。
「ふだん安全運転だからだいじょうぶ」と思っていても、防ぎきれないトラブルはどうしても残ります。
- 自分の車の修理代は自腹になる
- 盗難や自然災害も対象外になる
- 当て逃げは相手が見つからないことも
- 安全運転だけでは防げないリスクも
たとえば、夜お店の駐車場に止めていたら、知らないあいだにドアを大きくへこまされていた、という場面を想像してみてください。
防犯カメラがなかったり、ナンバーが読み取れなかったりすると、相手を見つけるのはとてもむずかしくなります。
車両保険があれば、免責分をのぞいた修理代を保険でカバーできますが、外していると全額を自分で払うことになります。
また、台風で木の枝が落ちてフロントガラスが割れたり、川の水があふれて車が水につかってしまったりすることも、最近はめずらしくありません。
こうしたトラブルをどこまで自分で受け止められるかを考えることが、車両保険を外すときの大事なポイントになります。
「めったにないから大丈夫」と思うか、「もし当たってしまったら困る」と感じるか、自分の気持ちも正直に見つめてみましょう。
修理費が想定以上になる可能性
車の修理費は、見た目よりずっと高くなることが多く、「少しのキズだと思ったのに高額だった」という話もよくあります。
車両保険を外していると、その予想外の金額をすべて自分で払う必要が出てきます。
とくに最近の車は安全装置やセンサーが多くついているため、ちょっとしたぶつかり方でも部品代や工賃が高くなりがちです。
見積もりを聞いてから「こんなにかかるなら、車両保険をつけておけばよかった…」と感じる人も少なくありません。
- 少しのキズでも高額になることも
- 安全装置付きの車はとくに高い
- 見積もりにおどろく人も多い
- 修理をあきらめるケースも出てくる
たとえば、前の車にコツンと追突して、バンパーが少しへこんだだけに見える場面を想像してみましょう。
外からは小さなキズでも、中の部品がゆがんでいたり、センサーがこわれていたりすると、十万円以上の見積もりになることもあります。
車両保険があれば、免責ぶんだけ自分で払えばすみますが、外しているとまとまったお金を急に用意しなければなりません。
その結果、「直さずにそのまま乗る」「安全装置を直さずにあきらめる」といった選択になり、安全面に不安が残ることもあります。
修理費が予想より高くなりやすいことを知っておくだけでも、「うちの家計でどこまでなら自腹で出せるか」を考えやすくなります。
車両保険を外す前に、一度ディーラーや整備工場で「この車だと、ここをぶつけたらどのくらいかかりそうか」を聞いてみるのもよい方法です。
等級維持・将来の保険料変化も考慮
車両保険を外すと、「保険を使わないから等級が下がらない」と考える人もいますが、少し注意が必要です。
たしかに小さな事故で保険を使わなければ等級は下がりませんが、大きな事故のときに車両保険がないと、そもそも使える保険が減ってしまいます。
また、いまの保険料だけでなく、数年先までふくめたトータルコストを見ないと、本当にお得かどうかはわかりにくいです。
等級を守ることと、車両保険で家計を守ることのバランスをどこで取るかがポイントになります。
- 保険を使わなければ等級は守れる
- 大事故のときに使える保険が減る
- 数年単位でコストを見ることが大事
- 等級だけにこだわりすぎない
たとえば、いまの等級が高く、年間の保険料がとても安くなっている人をイメージしてみましょう。
この人が、「等級を下げたくないから」と車両保険を外し、そのあと大きな事故で車が完全にこわれてしまったとします。
車両保険があれば、保険金で次の車を買う費用の一部をカバーできたかもしれませんが、外していると全額を自分で用意することになります。
このとき、「等級を守れたからよかった」と思えるかどうかは、人によって大きくちがうはずです。
等級や将来の保険料も大切ですが、「いざというときに家計をどこまで守れるか」という視点も忘れずに持っておきたいところです。
車両保険を外すときは、「等級を守るために外すのか」「保険料をおさえるために外すのか」を自分の中で整理しておきましょう。



等級だけを気にしすぎると、本当に守りたい「家計」や「生活」を見失ってしまうこともありますよ。
自分にとって「いらないか・いるか」を判断するためのチェックリスト
ここまでの内容をふまえて、あなたにとって車両保険が「いらない」のか「いる」のかを考えるには、いくつかのポイントを整理するとわかりやすくなります。
チェックリストを使って自分の状況を書き出してみると、感覚ではなく数字や事実にもとづいて判断しやすくなります。



悩んだら「紙に書き出す」のがおすすめです。
あいまいだった気持ちが、だんだんとハッキリしてきますよ。
- 車の年式やいまの価値
- 運転する環境や回数
- いまの保険料と補償額
- 貯金や急な出費への強さ
- 対人・対物など他補償とのバランス
ここからは、チェックリストの項目ごとに、どんな点を見ればよいかをくわしく説明していきます。
読みながら、頭の中だけでなく、メモ帳やスマホに自分の答えを書いてみてください。
車の年式・残存価値
まずチェックしたいのは、車の年式と、いまどれくらいの価値があるかという点です。
車の価値が高いほど、車両保険で守られる金額も大きくなるので、つけておく意味が大きくなります。
逆に、年式が古く価値が低い車では、補償額と保険料のバランスをていねいに見きわめる必要があります。
おおよその価値は、ネットの中古車サイトなどで同じような条件の車を検索するとイメージしやすくなります。
- 年式が新しいほど価値は高い
- 中古車サイトで相場を確認
- 補償額と保険料のつり合いを見る
- 「失ってもよいか」を考えてみる
たとえば、まだ三年目の車で、同じ車種の中古車が二百万円前後で売られているとします。
この場合、もし車が全損になっても、車両保険で近い金額が受け取れるなら、次の車を買うときの大きな助けになります。
いっぽう、十年目で同じ車が二十万円くらいでしか売られていないなら、「二十万円のために毎年どれだけ払うか」を考えることになります。
車の価値を数字でイメージしてみると、「この金額なら守っておきたい」「この金額ならあきらめてもいいかな」と、自分の気持ちも見えてきます。
年式や残存価値をチェックするときは、「この車を失ったらどれくらいショックか」「生活はどのくらい困るか」も合わせて考えてみてください。
気持ちと数字の両方から見て、「まだ守りたい車」か「そろそろ割り切ってもよい車」かを判断していきましょう。
運転状況・頻度・運転者の属性
つぎに大事なのは、どんな場所をどれくらいの頻度で運転しているか、そしてだれが運転するかという点です。
事故が起こりやすい環境でよく運転する人ほど、車両保険の必要性は高くなります。
たとえば、毎日高速道路を使う通勤や、せまい道や駐車場をよく走る仕事では、リスクが高まりやすくなります。
また、運転にまだ慣れていない家族がハンドルを握ることが多い場合も、慎重に考えたいポイントです。
- 運転回数が多いほど事故リスク増
- 通勤や仕事利用は慎重に検討
- 運転に不慣れな人が使うかどうか
- 走る場所の危険度も考える
たとえば、週末だけ近所のスーパーに行くときに運転する人と、毎日片道一時間の通勤で高速道路やバイパスを使う人では、事故にあう可能性がちがってきます。
前者は運転回数が少なく、スピードもそれほど出さないので、リスクは比較的ひくいと考えられます。
後者は、運転時間も長くスピードも高くなるため、自分に落ち度がなくてももらい事故にあう可能性が高くなります。
さらに、免許を取ったばかりの子どもが同じ車に乗る場合は、車両保険があると心理的な安心感も大きくなります。
自分や家族の運転のようすを思いえがきながら、「わが家の運転環境に車両保険がどれくらい必要か」を考えてみてください。
運転頻度が高くリスクも高い人ほど、車両保険を外すハードルはすこし上げておいたほうが安心です。
保険料・補償額・免責の設定
いま払っている保険料と、車両保険の補償額、そして免責金額の設定も、判断に大きく関わるポイントです。
外すかどうかの前に、「補償額や免責を見なおして保険料をおさえる」という中間の選び方もあります。
たとえば免責金額を上げると、小さなキズのときは自腹になりますが、そのぶん保険料を下げることができます。
補償額も、車の価値に合わせて適切な範囲におさえることで、ムダな保険料をはらいすぎないようにできます。
- いまの保険料はいくらか確認
- 補償額が適切か見なおす
- 免責を上げて保険料を下げる案
- 外す前に「減らす」方法も検討
たとえば、いま車両保険の補償額が二百万円で、免責がゼロになっているとします。
ここで「まったく外す」のではなく、「補償額を百五十万円に下げて、免責を五万円にする」といった見なおしをすると、保険料をおさえつつ大きな事故にはそなえられます。
小さなキズは自腹で直すかわりに、大きな事故のときだけ保険をしっかり使う、というイメージです。
いきなり車両保険をゼロにするのが不安な人は、このような「ちょうどよい落としどころ」をさがしてみるとよいでしょう。
保険会社に相談すると、補償額や免責を変えたときに保険料がどのくらい変わるか、くわしく教えてもらえます。
数字を見比べながら、「どのラインなら安心して続けられるか」を家族と話し合って決めてみてください。
自己資金・修理費用の貯蓄状況
車両保険を外すかどうかを決めるうえで、貯金などの自己資金がどのくらいあるかもとても重要です。
急に十万円や二十万円の修理代が必要になったときに、生活をくずさずに払えるかどうかをイメージしてみてください。
生活防衛費と呼ばれる、生活を守るための貯金とは別に、車のために使ってよいお金がどれくらいあるかが目安になります。
「もしものときはボーナスから出せばいいかな」と考えている人も、ボーナスが減った場合などもふくめて考える必要があります。
- 急な十万〜三十万円を払えるか
- 生活防衛費とは別の余裕資金
- ボーナスに頼りすぎていないか
- 車両保険ぶんを積み立てる案も
たとえば、「もし車の修理で二十万円が必要になったら、どうやって払うか?」と自分に問いかけてみましょう。
貯金から問題なく出せるなら、車両保険を外して自己負担にする選択も現実的になります。
いっぽう、「カードの分割払いにするしかない」と感じるなら、車両保険を外すのは少し危険かもしれません。
また、車両保険に払うはずだったお金を、別の口座で積み立てていく方法もありますが、その積み立てを本当に続けられるかも大事です。
自分の性格や家計のようすをふり返りながら、「わが家はどこまで自己負担に耐えられるか」を冷静に考えてみてください。
不安が大きいと感じるなら、無理に外さず、補償のしぼりこみや免責の見なおしから始めるのもよい選び方です。
他の補償(対人・対物)とのバランス
さいごに、対人や対物など、ほかの補償とのバランスも考えておきましょう。
車両保険をおさえたぶんを、対人対物の補償や特約に回す、という考え方もあります。
たとえば対人補償や対物補償は、相手を守るとても大事な部分なので、ここはしっかりと手厚くしておきたいところです。
車両保険をどうするかを考えるときは、「全体の保険の組み立て」の中で見ていくとバランスが取りやすくなります。
- 対人対物は最重視したい補償
- 車両保険との優先順位を考える
- 浮いた保険料を他補償に回す案
- 家族全体でのリスクバランス
たとえば、「車両保険を少ししぼるかわりに、対物の無制限補償をつける」「弁護士費用などの特約を追加する」といった調整もできます。
自分の車のキズはガマンできても、相手に大きなけがをさせてしまったときの補償が足りないのは、とてもこわい状況です。
その意味でも、まずは対人対物をしっかりと手厚くしたうえで、車両保険をどうするかを考える順番がおすすめです。
家族で車を複数台持っている場合は、どの車にどの補償をつけるかもふくめて、家族全体のバランスを見ることが大切です。
車両保険を「まったくいらない」と切りすてるのではなく、「全体の中でどれくらいの厚さにするか」という視点で考えてみてください。
そうすることで、あなたの生活と家計にぴったり合った、自動車保険の形が見つけやすくなります。



チェックリストで自分の状況を書き出すと、「車両保険はいらないか・いるか」の答えが自然と見えてきますよ。
まとめ:保険に「絶対」はない、あなたの状況で判断を
車両保険はいらないという意見も、つけたほうがよいという意見も、どちらもその人の状況の中では正しい考え方です。
大切なのは、ネットの声ではなく、あなた自身の車と生活、お金の状況に合わせて判断することです。



保険に「絶対の正解」はありません。
あなたと家族が納得できる選び方を見つけることが、いちばんの正解です。
「車の価値」「運転する環境」「家計の余裕」「ほかの補償とのバランス」などをチェックリストで整理すると、自分に合った答えが見えてきます。
そのうえで、必要だと感じたらしっかりつける、いらないと思ったら外す、というシンプルな判断をしていきましょう。
よくある質問(FAQ)
さいごに、車両保険を検討するときによく出てくる質問と、その考え方のヒントをまとめておきます。
細かい条件は保険会社や契約内容によってちがうので、ここでの答えを参考にしつつ、最終的には自分の契約で確認してみてください。



気になりやすいポイントをおさらいしておくと、更新のときにあわてず相談できますよ。
- 車両保険なしの修理費の考え方
- エコノミー型車両保険とのちがい
- 等級ダウン時の保険料のイメージ
ここでの内容を出発点として、自分の保険証券や見積書を見ながら、もう一歩くわしく確認していきましょう。
気になる点があれば、保険会社や代理店に遠慮なく質問してみることも大切です。
車両保険なしでも修理費どうすればいい?
車両保険なしで事故にあい、自分の車がこわれた場合、基本的には修理代は自分で払うことになります。
相手にまちがいがある事故なら、相手側の保険から出ることもありますが、過失の割合によっては一部は自腹です。
そのため、車両保険を外すなら、あらかじめ修理費をどう工面するかのイメージを持っておくと安心です。
「直さずに乗る」「中古部品を使って安く直す」など、割り切った選び方が必要になることもあります。
- 修理代は基本的に自腹になる
- 相手に非があれば一部出ることも
- 貯金や分割払いでの対応を検討
- 直さず乗る選択もありえる
たとえば、駐車場でこすってドアにキズがつき、修理代が十二万円と言われた場面を想像してみましょう。
車両保険がない場合、「すぐに直す」「ボーナスまで待ってから直す」「見た目だけ簡単に直す」「直さずにそのまま乗る」などの選択肢があります。
どれを選ぶかは、車への愛着や家計の状況、見た目をどこまで気にするかなどによって変わってきます。
車両保険を外す前に、「もし同じことが起きたら、私はどうしたいかな?」と一度イメージしてみると、決めやすくなります。
それでも不安が強いなら、車両保険を完全に外すのではなく、免責を上げて保険料をおさえるなどの中間案も検討してみてください。
「修理費をどうするか」のイメージが持てているかが、車両保険を外すかどうかを決める大きな目安になります。
エコノミー型/限定型車両保険ってどう違う?
エコノミー型や限定型と呼ばれる車両保険は、補償の範囲をしぼることで、ふつうの車両保険より保険料をおさえたタイプです。
たとえば自分の運転ミスの単独事故は対象外で、相手のいる事故や盗難などに絞って補償するケースなどがあります。
「全部カバーする車両保険は高いけれど、まったく外すのは不安」という人には、中間の選択肢として向いています。
ただし、どこまで補償されるかは商品ごとにかなりちがうので、内容をよく読んでからえらぶことが大切です。
- 補償範囲をしぼって保険料を節約
- 単独事故が対象外のタイプもある
- 「全部」か「ゼロ」の中間の選択肢
- 補償内容の確認がとても重要
たとえば、「自分で電柱にぶつけてしまった事故」は補償されないけれど、「信号待ちで追突された事故」は補償される、といったタイプもあります。
この場合、「自分の運転ミスはあるていど自分で気をつけるから、もらい事故だけカバーしてほしい」という人には合っています。
いっぽうで、「自分も運転ミスをするかもしれないし、すべてカバーしてほしい」と考える人には、ふつうの車両保険のほうが安心です。
エコノミー型をえらぶときは、「自分が不安に思っている場面がちゃんと補償されるか」をチェックしてから契約するようにしましょう。
内容がむずかしいと感じたら、保険会社に「このタイプだと、たとえばこんな事故のときにどうなりますか?」と具体的に聞いてみるのがおすすめです。
あいまいなまま契約すると、いざというときに「思っていたのとちがう」と感じてしまうこともあるので注意してください。
等級が下がるとどれくらい保険料が上がるの?
等級が下がるとどれくらい保険料が上がるかは、もともとの等級や保険会社によってちがいますが、「数年間にわたってじわじわ効いてくる」とイメージしておくとよいです。
たとえば一回の事故で三等級下がる場合、そのあと三年間は割引率が小さくなり、毎年の保険料が高めの状態がつづきます。
車両保険を使うかどうかを迷うときは、トータルの増額がどのくらいになりそうかを、ざっくりでも計算してみると判断しやすくなります。
保険会社に聞けば、「この事故で保険を使うと、来年以降の保険料はどのくらい増えそうか」をシミュレーションしてもらえることも多いです。
- 等級ダウンは数年間影響が続く
- 一回で数万円の差になることも
- トータル増額をざっくり計算する
- 迷ったら保険会社に試算を依頼
たとえば、「事故で車両保険を使うと、来年から三年間、毎年一万五千円ずつ保険料が高くなる」といった説明を受けることがあります。
この場合、三年間で合計四万五千円の増額になるので、「いまの修理代」と「将来の増額」をくらべながら、使うかどうかを決めることになります。
修理代が十万円なら、「四万五千円増えるけれど、いま十万円出すのはきついから使う」と考える人もいれば、「トータルで高くなるから自腹で払う」と考える人もいます。
こうした判断をしやすくするためにも、自分の等級や割引率、保険を使ったときの影響をざっくり知っておくことが大切です。
わからない部分は、「もし車両保険を使ったら、等級や保険料はどう変わりますか?」と、早めに保険会社へ相談してみてください。
等級ダウンのイメージを持っておくと、「車両保険はいらないか・いるか」の判断も、より現実的に考えられるようになります。



車両保険をつけるか外すかは、「お金」と「安心」のバランスのえらび方です。自分の気持ちと数字を見くらべて、いちばんしっくりくる答えをえらんでくださいね。





