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軍艦島への観光を考えている方の多くが不安に感じるのが「上陸できなかったらどうしよう?」という点ではないでしょうか。
実は現在、軍艦島に上陸できない確率はおよそ40%前後とも言われており、天候や波の影響によって当日になって中止されるケースも珍しくありません。
この記事では、なぜ上陸できないのかという理由や季節ごとの傾向をわかりやすく解説しながら、少しでも成功率を上げるためのコツや、万が一中止になった際の返金対応や代替観光プランについても詳しく紹介します。
初めて軍艦島ツアーを検討している方でも、この記事を読めば「どうすれば後悔しない旅にできるか」がしっかり見えてくるはずです。
限られた旅行のチャンスを最大限に活かすために、ぜひ最後までチェックしてみてください。
- 軍艦島の上陸失敗率はどれくらいか
- 上陸できない具体的な理由や季節変動
- 上陸の成功率を上げる方法と代替策
- 上陸できなかったときはどうする
軍艦島に上陸できない確率は平均40%?最新データをチェック
2021年の安全基準変更により、軍艦島の上陸成功率は平均60%程度まで低下しました。
午前中の便や安定した季節を選ぶことで、上陸成功の可能性を高めることができます。
- 以前は上陸率80~90%だったが、現在は安全基準厳格化で約60%に減少
- 風速5m/s・波高0.5m・視程500m以下が上陸の条件
- 伊王島沖の波高データが判断基準に使用されている
- 午前便の方が上陸率が高く、気象条件も安定しやすい
- 午後便はうねりや風の影響を受けやすく、船酔いのリスクも高め
現在の制度では現地が穏やかでも、伊王島沖のデータが優先されるため、天候が良くても中止になることがあります。
そのため、2日以上の旅程を確保して連日チャレンジする戦略も有効です
2021年4月の安全基準厳格化で成功率が約60%に低下
2021年4月以降、軍艦島への上陸成功率は平均60%前後に下がっています。
これは長崎市が定める上陸基準が、より厳格なものに変更されたことが背景にあります。
具体的には、風速が秒速5メートルを超える場合、波の高さが0.5メートルを超える場合、視界が500メートル以下のときには上陸が中止となるルールが明確化されました。
また、これらの判断材料として、実際の軍艦島周辺ではなく、伊王島沖という離れた場所の波高計測器が使われるようになったのです。これによって、軍艦島自体の状況が穏やかでも、遠方のデータが基準を超えていれば上陸できなくなるという事例が発生しています。
言い換えると、従来よりも“リスク回避の幅”が広がった形であり、観光客の安全を最優先する姿勢が強くなったとも言えます。ただしその反面、「当日現地に到着したものの上陸できなかった」というケースも増えたため、訪問者側もより柔軟な旅程を組むことが求められるようになりました。
このように、厳格化された安全基準は、軍艦島観光の成否を左右する大きな要素になっています。旅行前には天候と波高予報のチェックが欠かせません。
午前便 vs 午後便:上陸率の差と“午前が有利”な理由
軍艦島ツアーにおいて、午前便の方が午後便よりも上陸できる確率が高いとされています。
その背景には、日中の気象変化が大きく影響しています。
午前中は、気温や風の変化がまだ少なく、波が比較的穏やかであることが多いです。これにより、上陸基準(風速・波高・視界)をクリアしやすい時間帯となっています。
一方、午後になると海風が強まり、うねりも大きくなる傾向があり、安全基準を超えて上陸中止となる可能性が高まります。
例えば実際のデータでは、2021年以前の平均で午前便の上陸率が約80%以上だったのに対し、午後便では70%台にとどまるという結果も確認されています。
また、午後便の方が船酔いリスクが増すといった点でも、午前便は有利と言えるでしょう。
ただし、午前便は人気が高く、予約が早く埋まってしまう傾向にあります。天候面の安定性を重視する場合は、旅行日程を前もって調整し、午前便を優先的に確保するのが賢明です。
昔は80~90%だった?運航会社の過去実績グラフで推移を見る
以前の軍艦島ツアーでは、上陸成功率が80%〜90%と非常に高い水準で推移していた時期がありました。
特に2020年3月までのデータでは、現地の海況を直接見て、船長の判断で上陸が決定されていたため、多少の波風であっても安全が確保できればツアーは実施されていました。
当時の運航記録を見てみると、月によっては90%を超える上陸成功率を記録した例もあります。これは現在のように遠隔の波高計測を基準にするのではなく、より現場に即した判断が可能だったことが一因です。
しかし2021年4月の条例改定以降、伊王島沖で波高が0.5mを超えると、たとえ軍艦島付近が穏やかでも上陸は禁止となりました。これにより、全体の成功率は一気に約60%前後まで下がっています。
このように、かつての高い上陸率と現在の状況を比較することで、制度変更の影響の大きさがよく分かります。過去のデータに期待しすぎず、現在の基準に合わせて旅行計画を立てることが、満足度の高い観光につながるでしょう。
「軍艦島 なぜ上陸できないのか?」3つの主要要因
軍艦島に上陸できない主な理由は、安全基準の厳格化と桟橋の構造的な弱点、そして条例による遠隔地の波高データの採用にあります。
- 波高0.5m・風速5m/s・視界500m以下で上陸中止
- 桟橋が波やうねりに弱く、接岸が困難になる構造
- 南風・西風が直接影響しやすい地形特性
- 船長判断でも、安全が確保できなければ中止される
- 伊王島沖の波高データが基準となり、現地が穏やかでも中止に
過去には現地判断で柔軟に上陸できていた日でも、現在は一律に中止となるケースが増えたため、リスク回避のためには天候回復直後の日を避ける・前日夜の天気チェックを習慣化するといった対策が有効です。
波高0.5 m・風速5 m/s・視程500 mの安全基準
軍艦島に上陸できるかどうかは、厳格に定められた安全基準によって判断されます。
主な基準は3つあり、波高0.5メートル以上・風速5メートル毎秒以上・視程500メートル以下のいずれかを超えると、上陸は禁止されます。
これらの数値は一見すると小さく感じるかもしれませんが、実際には観光客の安全を守るためには妥当なラインとされています。
たとえば波高が0.6メートルでも、船が接岸するドルフィン桟橋では波の反射や打ち返しによって桟橋が大きく揺れるため、乗客が転倒したり、乗下船時に事故が起こるリスクがあります。
視界の悪さについても同様で、500メートル以下になると足場の確認が難しくなるうえ、ガイドによる案内も不十分になりかねません。
このように、上陸の可否は数値で明確に定められており、船長や運営会社の判断ではどうにもできない「ルールに従った措置」である点を理解しておくことが大切です。
気象条件(風向・うねり)とドルフィン桟橋の構造的弱点
軍艦島の上陸を困難にする要因のひとつが、気象条件と接岸施設の構造的な制約です。
まず、軍艦島周辺は海に囲まれており、風の通り道になりやすい地形です。特に南風や西風が強く吹くと、島に直接当たる形となり、波が高くなったり、うねりが生じたりします。これが接岸時の安定性を大きく損ねる原因となるのです。
また、軍艦島で観光客が上陸するための「ドルフィン桟橋」は、もともと炭鉱用の桟橋を観光用に転用したもので、耐波性や乗降のしやすさに限界があります。特に波が島の正面から入ってくる場合、桟橋の揺れが大きくなり、観光客の乗下船に支障をきたします。
このような状況では、たとえ波高が基準値以下でも、現場の状況を見て「安全に下船できない」と船長が判断すれば、上陸は中止されるのが実情です。
安全を最優先する運営体制である以上、こうした物理的な弱点は、気象とセットで常に考慮されるリスクです。
長崎市条例改定と伊王島沖波高計の影響
軍艦島の上陸率が低下した最大の要因のひとつが、2021年4月に施行された長崎市の条例改定です。
この改定により、軍艦島付近の実際の海況だけでなく、伊王島沖の波高計のデータを基準として上陸の可否が判断されるようになりました。
問題は、伊王島沖が軍艦島よりも外洋に近く、風や波の影響を受けやすい場所にあるという点です。そのため、伊王島で波が0.5メートルに達していれば、たとえ軍艦島周辺が比較的穏やかであっても「基準超過」とみなされ、上陸が禁止される仕組みになってしまったのです。
これにより、過去には上陸可能とされた気象条件でも、現在では機械的に中止になるケースが増加しています。運行会社側もこの基準を無視することはできず、どんなに天気が良くても伊王島沖のデータが赤信号を示せば上陸は断念されます。
観光客にとっては理不尽に感じるかもしれませんが、これは市による観光安全の一環であり、改善の余地はあるにせよ、現時点では従うしかないルールです。
こうした制度面の変更が、上陸成功率を大きく左右している現実を理解しておくことが、ツアーを前向きに楽しむための心構えになるでしょう。
月別・季節別に見る“上陸できない”リスク
軍艦島の上陸成功率は季節によって大きく変動し、春は低気圧、夏は台風、冬は季節風による中止リスクが高まります。上陸を狙うなら、春後半〜初夏または秋の中頃が比較的安定した時期です。
- 春前半は「春の嵐」で天候急変しやすいが、4月中旬以降は安定傾向
- 夏は南風とうねり、さらに台風の影響で最も中止率が高くなる
- 秋前半は台風一過の影響で波が残りやすく注意が必要
- 10月下旬〜11月中旬は比較的上陸成功率が高めの狙い目
- 冬は北西季節風が強まり、波・風ともに上陸の大敵に
ゴールデンウィークや連休中は予約が集中しがちで、直前予約が困難になる傾向があります。
気象条件だけでなく、混雑を避ける意味でも平日や閑散期の早め予約がおすすめです。
春:低気圧による「春の嵐」に注意
春は軍艦島ツアーに適した季節と思われがちですが、実際には注意すべき気象条件がいくつかあります。
その代表が「春の嵐」と呼ばれる急激な低気圧の発達です。
この時期、気温の上昇とともに大気の状態が不安定になり、短時間で強風や高波が発生することがあります。特に3月下旬から4月上旬にかけては、低気圧の接近によって天候が急変しやすく、せっかく予約していたツアーが当日中止になる可能性もゼロではありません。
例えば、前日まで晴れ予報だったとしても、当日の朝に風速が基準(秒速5メートル)を超えて上陸中止が決まるケースもあります。
このため、春に参加する場合は、直前の気象情報をこまめに確認し、日程に余裕を持って計画することが重要です。
ただし、4月中旬以降は天候も安定し始め、上陸率も上昇傾向にあります。春先を避け、穏やかな春の後半を狙うのも一つの方法です。
夏:南風とうねり&台風シーズンで失敗率増
夏は観光シーズンとして人気がある一方、軍艦島上陸に関してはリスクが高まる時期です。
その原因は主に「南風によるうねり」と「台風の接近・通過」にあります。
南風が強まると、軍艦島周辺の海面が大きくうねり、安全基準である波高0.5メートルを超える日が多くなります。これは視覚的には「たいした波」に見えなくても、船が安全に接岸できない状況を生み出してしまいます。
さらに、夏は台風が最も発生しやすい季節です。台風そのものが直撃しなくても、周辺を通過するだけで波や風に影響が出るため、事前に中止が決まることもあります。実際、8月には台風やその余波により、10日以上連続で上陸禁止になったという記録も存在します。
このような理由から、夏の軍艦島ツアーは「上陸できない可能性が高い」と理解しておく必要があります。予定が固定されている旅行ではリスクが大きいため、夏に行く場合は代替プランや別日の候補も検討しておくと安心です。
秋~冬:台風一過と北西季節風、どちらが危険?
秋から冬にかけては、上陸の可否を左右する2つの大きな要因が存在します。それが「台風一過による波の残り」と「北西から吹く季節風」です。
まず、9月〜10月前半にかけては、台風が過ぎ去った直後でも海は荒れた状態が続くことがあります。見た目には晴れていても、うねりが残っていて波高が基準を超えるため、上陸中止となることも珍しくありません。
一方、11月以降は寒気の流入によって「北西季節風」が強まり、風速が秒速5メートルを簡単に超えてしまうことがあります。この風向きは軍艦島に直接当たるため、波と風の両方で安全基準を満たせなくなる場合があります。
しかし、10月下旬から11月中旬にかけては、台風も落ち着き始め、風もまだ本格的ではないため、比較的安定した時期とも言えます。過去のデータでも、この時期は上陸率が高めに推移している傾向があります。
したがって、秋~冬にかけて参加を考えている場合は、できるだけ10月下旬〜11月中旬の間を選ぶのが無難です。冬本番に近づくにつれて、天候の急変や強風のリスクが増すことを忘れないようにしましょう。
軍艦島の上陸成功率をグッと高める5つの作戦
軍艦島への上陸成功率を高めるには、午前便の利用や安定した季節の選択、複数日の予備日確保など、事前準備と戦略的な計画がカギとなります。
- 午前便と春・秋の穏やかな時期を選ぶと成功率が上がる
- 大型船を運航する船会社は上陸実績が高く、揺れにも強い
- 連日予約や予備日を設けることで、リスク分散が可能
- 天気・波浪予報は風速・波高・風向に注目して確認
- 船酔い対策や服装準備で、ツアー中の快適性も大幅に向上
午前便は人気が集中するため、直前予約では取れないことも多いです。
そのため、旅行の2〜3週間前には予約を済ませておくのが理想です。また、平日を選ぶと空席が取りやすく、観光客も少なめで快適です。
午前便を選ぶ・安定した季節を狙う
軍艦島に上陸できる確率を高めるためには、午前便を選び、気象が安定している季節を狙うのが効果的です。
午前中は風や波の影響が比較的少なく、天気も崩れにくい傾向にあります。特に春の後半(4月中旬〜6月)や秋(9月下旬〜11月)は、気象条件が穏やかで、過去の実績でも上陸率が高くなっています。
一方で、午後便は風が強まりやすく、うねりが出てくることもあるため、同じ日のツアーであっても午後便だけ中止になるケースもあります。
旅行日が限られている方は、午前便の空き状況を優先的に確認し、春・秋の天候が落ち着いた時期を選ぶことで、上陸できる可能性を大きく引き上げることができます。
上陸率の高い船会社をチェック(やまさ海運ほか)
軍艦島ツアーを運航している船会社は複数ありますが、上陸成功率には会社ごとの違いがあるため、事前にチェックしておくことが大切です。
例えば「やまさ海運」は97トンの大型船を使用しており、多少の波でも安定した航行が可能なため、上陸できる確率が高いと評判です。また、船のサイズが大きい分、揺れが少なく、船酔いしやすい方にもおすすめされています。
他にも、「高島海上交通」は高島にも寄港できるため、万が一軍艦島に上陸できなかった場合でも代替観光が充実しているのが特徴です。
運行会社によっては、天候への対応や返金ポリシーにも差があるので、口コミや過去の実績を確認して、自分の旅のスタイルに合った会社を選ぶと安心です。
連日チャレンジ&予備日を確保する
軍艦島への上陸は天候次第という特性があるため、1日だけのチャレンジではリスクが高いのが現実です。
確実に上陸したいなら、旅程に“予備日”を1日以上組み込むのがおすすめです。
例えば、2泊3日で長崎に滞在するプランを立てれば、1日目と2日目の午前にそれぞれツアーを予約することもできます。仮に1日目が中止になっても、2日目でリベンジするチャンスがあるため、精神的にも余裕を持って旅行を楽しめます。
実際に2回チャレンジして1回成功したという旅行者の体験談も多く、柔軟な日程を確保することが上陸成功への近道となります。
短期の旅行でも、天気予報と照らし合わせながら前日夜に予約する方法もあるので、現地滞在の間に複数の選択肢を持っておくと安心です。
最新天気・波浪予報の読み方
軍艦島ツアーの成否は、当日の天気や波の状態に大きく左右されます。そこで重要なのが、天気予報や波浪情報を正しく読み取ることです。
まず注目すべきは「風速」と「波高」です。風速が5メートル、波高が0.5メートルを超えると上陸は中止になるため、ツアー2〜3日前から天気アプリや気象庁の海洋予報でこの数値を確認しましょう。
特に風向きも重要で、南西の風や北西の風が予想されている場合は、軍艦島付近で波が高くなる可能性があるため注意が必要です。
また、伊王島沖の波浪情報もチェック項目に入れておくと安心です。上陸判断の基準は軍艦島ではなく伊王島の観測所のデータに基づくため、現地の体感とは異なる判断がされることもあります。
予報は前日や当日朝に大きく変わることもあるので、情報はこまめに更新して確認するようにしましょう。
船酔い・荒天対策の持ち物リスト
軍艦島への船旅は片道約45分。船酔いしやすい人や、天候の急変に備えたい人は準備が重要です。
まず持っていきたいのが「酔い止め薬」。出発の30分前に服用することで、かなりの確率で船酔いを防げます。加えて「水分」「タオル」「帽子」も必須アイテムです。
荒天時には「レインコート」も活躍します。軍艦島では傘の使用が禁止されているため、風雨対策は必ず携帯用の防水ウェアで行いましょう。
また、軍艦島には自販機やトイレがないため、飲み物やトイレットペーパーなども忘れずに。
靴は滑りにくい運動靴がおすすめで、ハイヒールやサンダルでは上陸できません。荷物はなるべくコンパクトにまとめ、貴重品や電子機器は防水ケースに入れておくと安心です。
このように、ちょっとした準備の有無がツアーの快適さを大きく左右します。出発前の確認をしっかり行い、万全の体制で船旅に臨みましょう。
軍艦島もし上陸できなかったら?返金・周遊変更・VR体験まとめ
軍艦島に上陸できなくても、各社の返金対応や周遊クルーズ、デジタルミュージアムなど代替手段が充実しており、旅行を無駄にせず楽しむことが可能です。
- 返金対応は船会社によって異なり、乗船料の有無に差がある
- 周遊クルーズでも軍艦島の全景や雰囲気は十分楽しめる
- 建物の密集感や波打ち際の風景など、見どころも多い
- デジタルミュージアムではVRで上陸体験が可能
- グラバー園や平和公園など、長崎市内観光との組み合わせもおすすめ
悪天候に備えて“上陸不可時の過ごし方”を事前に考えておくと、旅の満足度が下がりにくくなります。
特にVR体験や写真スポット巡りは、雨でも対応しやすい選択肢として人気です。
主要4社の返金ポリシー早見表
万が一、軍艦島に上陸できなかった場合でも、運航会社ごとに返金や代替対応が用意されています。その内容は会社によって異なるため、事前に把握しておくと安心です。
以下は主要4社の基本的な対応内容です(2024年10月時点の情報)
運航会社 | 上陸できなかった場合の対応 | 特記事項 |
---|---|---|
軍艦島コンシェルジュ | 周遊ツアーに変更し、差額返金 | クレジット決済済み:一度全額返金後に周遊料金で再決済 |
やまさ海運 | 上陸料全額 + 乗船料の10%を返金 | 返金の一部あり、最も対応が手厚い |
シーマン商会 | 入島料を返金、高島に寄港して帰港 | ツアーの一部として別島寄港あり |
高島海上交通 | 軍艦島見学使用料のみ返金、乗船料は返金なし | 返金額は少なめ、事前確認推奨 |
このように、返金額や対応方法には違いがあります。
特に「乗船料が返金されるかどうか」が分かれ目になるので、費用を重視する方はその点をチェックしておきましょう。
周遊クルーズだけでも楽しむ見所
上陸できなかったとしても、軍艦島の外観を間近で見られる「周遊クルーズ」には十分な価値があります。
船上からの見学では、島全体の荒廃した建物群や、軍艦のような独特なシルエットを360度の角度から楽しめます。
特におすすめなのは、島の東側から見る“建物の密集感”と、南側からの“波打ち際の荒々しさ”です。これらは写真でもよく取り上げられる景観で、現地での臨場感はまったくの別物です。
多くのツアー会社では、右回り・左回り両方のルートを取り、乗客全員が見やすいように工夫してくれています。双眼鏡やカメラを持参すれば、細かな構造や劣化の様子まで観察することができ、写真撮影にもぴったりです。
静かに波音とともに島を眺める時間は、上陸とはまた違った魅力があり、忘れられない経験になるでしょう。
軍艦島デジタルミュージアム&長崎市内の代替観光プラン
上陸できなかった場合でも、「軍艦島デジタルミュージアム」や長崎市内の観光スポットを組み合わせれば、1日をしっかり満喫できます。
デジタルミュージアムでは、ドローンで撮影された島内の映像をVRで体験できるため、立入禁止区域までリアルに再現された映像を見学できます。
特にガイド付きの体験は没入感が高く、実際の島内の暮らしや歴史を学べる点でも評価されています。
また、長崎市内には「グラバー園」や「大浦天主堂」「平和公園」など、見応えのある観光地が豊富にあります。移動時間も短く、クルーズ後にそのまま立ち寄ることも可能です。
一部のツアー会社では、デジタルミュージアムの入館券付きプランや、代替観光の提案も用意されているため、上陸できなかったときの“第二プラン”として活用しやすいのが魅力です。
このように、上陸できない事態を前提にした計画をあらかじめ立てておくことで、限られた旅程を無駄にせず、思い出深い長崎の旅を実現できます。
まとめ|“確率60%”を味方につけて、軍艦島を100%楽しもう!
まとめ
- 軍艦島の上陸成功率は約60%、以前の80~90%から大幅に低下
- 午前便・穏やかな季節(春後半・秋中頃)を選ぶと成功率アップ
- 上陸できない原因は、気象条件と条例による安全基準の厳格化
- 連日予約や予備日確保で失敗リスクを分散可能
- 上陸できない場合でも周遊クルーズやVR体験など代替手段あり
軍艦島観光は、天候とルールによって上陸が左右されるデリケートなツアー。事前準備と柔軟なスケジュールが成功の鍵です。
ツアー会社や時間帯、季節を上手に選べば、上陸のチャンスを最大限に高められますよ ^^

まずは早めに予約を!
おすすめは「やまさ海運」「軍艦島コンシェルジュ」など、上陸実績の高い会社です。