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壱岐島の自然景観スポットといえば、まず名前が挙がるのが猿岩。高さ45mの巨大な岩が「そっぽを向いたサル」にしか見えないという、なんとも不思議な奇岩です。
ただ、猿岩だけ見て帰るのは正直もったいない。車で20分圏内に鬼の足跡・左京鼻・黒崎砲台跡と、タイプの違う絶景スポットが点在しているんです。
自分が壱岐島に初めて行ったのは、九州出張の帰り。博多港で「ちょっと寄ってみるか」と軽い気持ちでジェットフォイルに乗ったのがきっかけでした。16時半頃にたどり着いた猿岩で、西日に照らされた猿のシルエットが玄界灘の夕空にくっきり浮かび上がっていて――あの光景は、今でも壱岐島で一番好きな景色です。
じゃらんの口コミにも「鬼の足跡や錦浜海水浴場で見た海水の透明度の素晴らしさに感動しました」という声がありました。壱岐の自然景観は、奇岩だけでなく海の色まで含めて「全部すごい」というのが率直な感想です。
この記事では、猿岩・鬼の足跡・左京鼻・黒崎砲台跡の4スポットについて、見どころ・アクセス・撮影ベストタイムを詳しく解説します。さらに、4スポットを効率よく回れるモデルルートもまとめました。壱岐島の自然景観を余すことなく楽しむための参考にしてください。
壱岐島の猿岩とは?高さ45mの巨大な「そっぽを向いたサル」
壱岐島の西端、黒崎半島に立つ猿岩。玄武岩が波と風に何万年も削られ、横を向いたサルの横顔そっくりの形になった海蝕崖です。2015年に「日本の奇岩百景」にも選ばれ、壱岐島観光の定番中の定番スポットになっています。
写真で見ると「ほんとに猿に見えるの?」と疑う方もいるかもしれませんが、実物を見ると驚きますよ。むしろ猿にしか見えない。口・鼻・頭の丸みまで完璧に再現されています。
猿岩の基本情報|玄武岩が生んだ壱岐島No.1の人気スポット
- 高さ約45mの海蝕崖。玄武岩が波風に削られてサルの横顔に見える奇岩
- 2015年「日本の奇岩百景」に選出。壱岐島を代表する定番撮影スポット
- 駐車場・トイレ・お土産店「猿岩物産館」が併設されており利便性が高い
猿岩の基本情報|玄武岩が生んだ壱岐島No.1の人気スポット 詳しくはこちら
猿岩は、壱岐島全体を構成する玄武岩が長い年月をかけて海蝕されてできた奇岩です。壱岐島はそもそも火山活動で生まれた島で、島の大部分が玄武岩でできています。その玄武岩が玄界灘の波と潮風に削られ続けた結果、まるでそっぽを向いたサルの横顔のような姿になりました。
見える角度と光の当たり方によって「猿度」が変わるのも面白いところ。駐車場から正面を見上げる定番アングルが一番はっきり猿に見えます。口をきゅっと結んで、どこか拗ねたような表情がたまらない。
正直に言うと、写真より実物のほうがずっと迫力がありました。高さ45mって数字で聞くとピンときませんが、目の前に立つとビルの15階分くらい。自然がこの形を作ったのかと思うと、ちょっとゾクッとします。
手前には「猿岩物産館」というお土産店があり、壱岐の名産品が一通り揃っています。猿岩にちなんだお菓子やグッズも面白いので、撮影のついでに立ち寄ってみてください。
猿岩の撮影ベストタイム|夕陽×猿のシルエットが最高の構図
- ベスト撮影時間は夕方16時〜17時頃(季節により変動)
- 猿の口の前に夕陽が重なるショットが定番の人気構図
- 午前中は逆光になりやすい。午後以降が猿の横顔をくっきり撮れる
猿岩の撮影ベストタイム詳しくはこちら
猿岩は島の西端に位置しているため、西向きの崖に午後の光がちょうど当たります。つまり、午後から夕方にかけてが順光で撮影しやすい時間帯。逆に午前中は完全な逆光になるので、猿のシルエットは撮れますが表情がわかりにくくなります。
自分が訪れたのは16時半頃でした。西日がちょうど猿の横顔に当たり、鼻先から頭頂部にかけてのラインが夕空にくっきり浮かび上がっていたんです。オレンジ色の空をバックに、猿がぷいっと横を向いている。スマホで撮っただけでも「これ本当に自分が撮ったの?」と思うくらいの写真が撮れました。
もう一つの定番構図は、猿の口のあたりに夕陽を重ねるショット。位置取り次第で「猿がお日様を食べている」ように見える写真が撮れます。三脚は不要で、スマホでも十分です。
季節ごとの日没時間の目安は、春(3〜5月)が18:00〜19:00頃、夏(6〜8月)が19:00〜19:30頃、秋(9〜11月)が17:00〜18:00頃、冬(12〜2月)が17:00〜17:30頃。撮影狙いなら日没の30分〜1時間前に到着しておくと安心ですね。
ちなみに、地元の方から「浸食が少しずつ進んでいる」という話も聞きました。自然の造形物である以上、今の姿がいつまで保たれるかはわかりません。気になる方は、今のうちに見ておくことをおすすめします。
猿岩って午前中に行っても大丈夫?朝一で回ろうと思ってたんだけど。
行くこと自体は全然OKですよ。ただ午前は逆光になるので、写真を撮りたいなら午後〜夕方がおすすめです。光の当たり方で猿の表情が全然変わるので、できれば夕方に合わせてみてください。
猿岩へのアクセス・駐車場・所要時間
- 郷ノ浦港から車で約20分、芦辺港から車で約30分
- 無料駐車場あり(約30台)。トイレ・お土産店併設
- 見学所要時間は約15〜20分(写真撮影込み)。黒崎砲台跡へは徒歩約2分
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猿岩は壱岐島の西端、黒崎半島の先端にあります。メインの玄関口となる郷ノ浦港からは車で約20分、もう一つの主要港である芦辺港からは約30分のドライブです。
駐車場は猿岩の目の前に無料で約30台分。繁忙期でも満車で停められないということはほとんどないと思います。駐車場にはトイレと猿岩物産館が併設されているので、ドライブの休憩ポイントとしても便利。
見学自体は15〜20分もあれば十分です。ただし夕陽狙いの場合は、日没前後の時間を含めて30〜40分は見ておいたほうがいいでしょう。
ここで一つ、自分の失敗談を。初めて壱岐島に来た時、レンタカーを予約し忘れたんです。「バスで回ればいいか」と軽く考えていたら、バスは1時間に1本あるかないかの運行で、猿岩行きのバスを逃した瞬間に詰みました。結局タクシーを呼ぶ羽目になり、余計な出費に。2回目以降は必ず事前にレンタカーを予約しています。
壱岐島のレンタカーは軽自動車24時間で5,500円〜8,800円。自分が全社を比較した結果、安さ重視ならニコニコレンタカー、港での受け渡し利便性なら壱岐交通が安定していました。詳しくは別記事にまとめています。
壱岐島「八本柱」の神話|猿岩と左京鼻をつなぐ壮大なストーリー
猿岩も鬼の足跡も、単なる「面白い形の岩」ではありません。壱岐島には、これらのスポットを一つの物語でつなぐ壮大な神話が残っています。
壱岐島の誕生譚「国生み神話」によると、神様が壱岐島を海に浮かべた際、島が潮に流されないよう八本の柱を立てて固定したとされています。この八本の柱は「折柱(おればしら)」と呼ばれ、猿岩はその一つだという伝承があるんです。
そしてこの記事で後ほど紹介する左京鼻の「観音柱」も、同じ八本柱の一つ。つまり猿岩と左京鼻は、神話の中でつながっている兄弟のような存在なんですね。
壱岐島は「神々の島」と呼ばれ、人口約2万5千人の小さな島に150社以上の神社がひしめいています。猿岩を「奇岩だなあ」と眺めるのもいいですが、「神様が建てた柱」として見ると、不思議と感動の深さが変わってきます。
壱岐島の神話をもっと体感したい方は、干潮時だけ参道が現れる小島神社もぜひ訪れてみてください。「神の島」を象徴するスポットです。
猿岩と左京鼻が神話でつながっていると知ってから見ると、ただの観光地巡りが「物語をたどる旅」になるんですよね。個人的にはこの感覚がたまらなく好きです。
鬼の足跡(牧崎公園)|大鬼デイが踏んだ巨大な穴
壱岐島の自然景観で猿岩と並んで人気が高いのが、牧崎公園にある鬼の足跡。周囲110m・直径約53mの巨大な縦穴が、海に面した草原にぽっかりと開いています。その迫力は写真では伝わりきらないスケール感です。
鬼の足跡の基本情報|周囲110m・直径53mの海蝕洞跡
- 牧崎公園内にある周囲110m・直径約53mの巨大な縦穴
- 海蝕洞の天井が崩落してできた地形。大鬼「デイ」の足跡という伝説が残る
- もう片方の足跡は勝本町の辰ノ島にあるとされている
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鬼の足跡の正体は、海蝕洞(海の波で岩が削られてできた洞窟)の天井が崩落してできた巨大な縦穴です。長い年月をかけて玄界灘の荒波が岩盤をえぐり続け、空洞が限界に達して天井が抜け落ちた――地質学的にはそういうプロセスで生まれた地形。
ただ、壱岐島の人々はこの穴を「大鬼デイの足跡」と伝えてきました。昔、大鬼デイが鯨をすくい捕るために海に足を踏ん張った、その時にできた足跡だというのです。もう片方の足跡は、勝本町の辰ノ島にある「蛇ケ谷」。鬼の足のサイズから逆算すると、とんでもない巨人だったことになります。
実際に穴のふちに立つと、そのスケール感に圧倒されます。直径53mは25mプール2個分以上。穴の底には玄界灘の波が打ち寄せ、エメラルドグリーンの海水が渦を巻いています。
穴の周囲は天然芝の草原が広がっていて、開放感が抜群。海風を浴びながらのんびり歩くだけでも気持ちがいい場所です。近くには「ゴリラ岩」と呼ばれる奇岩もあるので、散策中に探してみてください。
鬼の足跡の絶景タイム|春分・秋分の日は横穴から夕陽が差し込む
- 春分・秋分の日前後に横穴から夕陽が差し込む絶景で有名
- カメラマンの間で話題のスポット。三脚持参がおすすめ
- 通常の日でも夕方の光が穴に差し込む時間帯は格別の美しさ
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鬼の足跡の最大の見どころは、春分の日・秋分の日の前後に見られる特別な光景です。この時期だけ、縦穴の横穴(海側の開口部)から夕陽がまっすぐ差し込み、穴の内壁がオレンジ色に染まります。
写真愛好家の間では有名なスポットで、春分・秋分の日には三脚を構えたカメラマンが集まることも。狙って撮る場合は三脚持参がおすすめです。
とはいえ、特別な日でなくても鬼の足跡は見応えがあります。昼間は「大きな穴だなあ」という印象ですが、夕方になると光の角度が変わり、穴の底のエメラルドグリーンの海水がキラキラ輝き始める。同じ場所なのに時間帯で表情がまるで違うんです。
じゃらんの口コミで「鬼の足跡で見た海水の透明度に感動しました」という声がありましたが、これは本当にわかります。穴の底を覗き込んだ時の海の色は、壱岐の海の透明度をダイレクトに体感できる瞬間です。自分がXで実施したアンケートでも、壱岐島で一番印象に残ったことの1位は「海の透明度・ビーチ」(38%)でした。
鬼の足跡へのアクセス・駐車場・安全情報
- 郷ノ浦港から車で約15分。猿岩からは車で約20分
- 牧崎公園の無料駐車場あり。トイレ完備
- 柵がほとんどない断崖。強風時・子連れ・悪天候時は特に注意
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鬼の足跡は壱岐島の西側、牧崎公園内にあります。郷ノ浦港からは車で約15分、猿岩からだと車で約20分の距離。同じ日に猿岩と鬼の足跡をセットで回る方が多いです。
牧崎公園の無料駐車場に車を停めて、遊歩道を歩いて鬼の足跡まで向かいます。駐車場からは徒歩5〜10分程度。所要時間は散策・撮影込みで約20〜30分を見ておけば十分でしょう。
ここで一つ、安全面の注意喚起をさせてください。鬼の足跡の周囲には柵がほとんどありません。断崖絶壁のすぐそばまで歩いて行ける開放感が魅力ではあるのですが、足を滑らせたら大変なことになります。特に風が強い日は体が煽られるリスクがあるので、小さなお子さん連れの方は手をしっかり握って歩いてください。悪天候時は無理に近づかないのが賢明です。
鬼の足跡は子連れでも楽しめますか?小学生くらいの子を連れていこうと思っていて。
景色自体は子どもも喜ぶと思いますよ。ただ柵がないので、穴のふちには絶対に近づかせないこと。手をつないで歩いて、少し離れた場所から眺めるスタイルが安全です。風が穏やかな日を選ぶのも大事ですね。
左京鼻|総延長1kmの柱状節理と海中にそびえる「観音柱」
壱岐島の東側、八幡半島の先端に突き出した岬が左京鼻です。総延長約1kmにわたって玄武岩の柱状節理が海蝕崖として連なり、その迫力は壱岐随一。海中からは「観音柱(折柱)」と呼ばれる巨大な岩柱がそびえ立ち、荒々しくも美しい絶景を作り出しています。
左京鼻の基本情報|壱岐随一の断崖絶景スポット
- 八幡半島先端の岬。総延長約1kmの玄武岩の柱状節理の海蝕崖が圧巻
- 海中から突き出た「観音柱」は壱岐島を代表する絶景。壱岐対馬国定公園に指定
- 壱岐島の東側に位置するため、午前中の順光が撮影ベスト
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柱状節理とは、マグマが冷え固まる際に収縮してできる六角形の柱が規則正しく並ぶ地質現象です。左京鼻では、この柱状節理が約1kmにわたって海岸線に連なっており、まるで巨大な石のパイプオルガンのよう。
その中でも最大の見どころが、海中から突き出た「観音柱」。高さ約20mの岩柱が海面からにょきっとそびえ立つ姿は、遠目にも強烈なインパクトがあります。先ほど紹介した「八本柱」の神話では、この観音柱も神が建てた柱の一つとされています。
左京鼻には陰陽師の雨乞い伝説も残っています。かつて干ばつの際に陰陽師がこの地で雨乞いの儀式を行い、雨を降らせたという話。岬の先端には小さな祠があり、壱岐対馬国定公園にも指定されている歴史的にも貴重な場所です。
壱岐なびの投稿で「左京鼻は延々と続く絶壁が格好いい。足がすくむほど怖い!でも綺麗」という声がありましたが、まさにその通り。怖さと美しさが同居している場所で、断崖のふちに立つと玄界灘の広さに吸い込まれそうな感覚があります。
壱岐島の東側に位置するため、撮影は午前中が順光でベスト。午後は逆光になりますが、それはそれでシルエットの写真が撮れるので悪くありません。
左京鼻へのアクセス・駐車場・安全情報
- 芦辺港から車で約15分。壱岐島の東側(八幡半島先端)に位置
- 無料駐車場あり。駐車場からは徒歩約5分
- 柵なしの断崖。足元注意、強風時は近づかないこと
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左京鼻は壱岐島の東側、八幡半島の先端にあります。芦辺港からは車で約15分、郷ノ浦港からは約30分。島の東端に位置するので、午前中の観光で組み込むのが効率的です。
無料駐車場があり、そこから遊歩道を歩いて約5分で岬の先端に到着します。トイレは駐車場にあり。所要時間は散策・撮影込みで約20〜30分が目安になります。
安全面については鬼の足跡と同様の注意が必要です。柵がない断崖なので、足元に十分気をつけてください。特に左京鼻は風を遮るものがほとんどなく、強風時は体が煽られて危険。天候が悪い日は無理せず、別の日に訪れることを検討してください。岩場は濡れると滑りやすくなるので、歩きやすいスニーカーがおすすめです。
黒崎砲台跡|猿岩から徒歩2分の戦争遺産「東洋一の砲台」
猿岩のすぐそばに、もう一つ見逃せないスポットがあります。黒崎砲台跡。かつて「東洋一」と呼ばれた巨大砲台の跡地が、猿岩の駐車場から徒歩わずか2分の場所に静かに残っています。
黒崎砲台跡の歴史|戦艦赤城の主砲を転用した幻の砲台
- 戦艦赤城の主砲(口径41cm)を転用した砲台。砲身18m・最大射程約30km
- 昭和8年(1933年)に完成。対馬海峡防衛の要として建設された
- 一度も実戦使用されずに終戦を迎え、解体された「幻の砲台」
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黒崎砲台は、旧日本海軍が対馬海峡の防衛拠点として建設した巨大砲台です。空母に改装される前の戦艦赤城に搭載されていた主砲(口径41cm・砲身18m)を転用して造られました。最大射程距離は約30km。壱岐島から対馬海峡を行き来する艦船を砲撃できる設計でした。
昭和8年(1933年)に完成し、その規模から「東洋一の砲台」と呼ばれたそうです。しかし、この砲台が実際に砲弾を撃ったのは試射のみ。実戦で使用されることなく終戦を迎え、その後解体されました。
「一度も使われなかった」という事実が、逆にこの場所の存在感を際立たせています。巨額の費用と労力をかけて建設された東洋一の砲台が、一発も撃つことなく終わった。戦争の虚しさと、平和の尊さを同時に感じさせる場所です。
黒崎砲台跡の見学情報|砲台上部から大穴を覗く
- 猿岩から徒歩約2分。猿岩とセットで見学するのが定番コース
- 2005年福岡県西方沖地震の影響で内部は立入禁止。砲台上部から覗く形で見学
- 所要時間は約10〜15分。入場無料
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黒崎砲台跡は猿岩の駐車場から徒歩約2分。猿岩を見たら、そのまま歩いて黒崎砲台跡にも立ち寄るのが定番の流れです。入場は無料。
以前は砲台内部に入ることもできたそうですが、2005年の福岡県西方沖地震の影響で内部構造が損傷し、現在は立入禁止になっています。見学は砲台の上部から大穴を覗き込む形で行います。
上から覗くと、砲台を設置していた巨大な穴が丸見えになっていて、その規模に驚きます。口径41cmの砲を収めていた空間ですから、相当な大きさ。コンクリートの壁面には時間の経過を感じさせるひび割れや苔が見え、廃墟好きの方にもグッとくる雰囲気があるはずです。
所要時間は10〜15分もあれば十分。猿岩と合わせても30分程度で回れるので、猿岩に来たらぜひセットで見学してみてください。自然景観とは違ったテイストの「壱岐島の歴史」に触れられる貴重な場所です。
砲台跡って、中に入れないなら見る価値あるの?ちょっと地味そうだけど。
上から覗くだけでも十分すごいよ。あの巨大な穴を見たら「こんなもの作ったのか」って圧倒されるから。猿岩から徒歩2分だし、スルーするのはもったいないって。
4スポットを効率よく回るモデルルート|撮影ベストタイム付き
ここまで紹介した4スポットは、光の向きと位置関係を考えて回ると、写真の仕上がりが格段に変わります。以下のモデルルートは、撮影ベストタイムを考慮した「写真もバッチリ・効率もいい」順番です。
おすすめルート|午前に左京鼻 → 午後〜夕方に西側3スポット
- 午前: 左京鼻(東側・順光で撮影ベスト)→ 所要約30分
- 午後: 黒崎砲台跡 → 猿岩(西側・夕陽がベスト)→ 所要約30分
- 夕方: 鬼の足跡(夕陽の光が穴に差し込む)→ 所要約30分
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なぜこの順番がベストなのか。理由は太陽の動きにあります。
左京鼻は島の東側にあるため、午前中が順光。太陽が東から昇る時間帯に柱状節理の断崖が美しく照らされます。一方、猿岩と鬼の足跡は島の西側なので、午後〜夕方の西日が当たる時間帯がベスト。この光の向きを活かした順番にすると、すべてのスポットで最高の写真が撮れるわけです。
9:30 芦辺港でレンタカーを借りて出発
10:00〜10:30 左京鼻(東側・順光ベスト)
11:00〜12:30 島内でランチ
14:00〜14:15 黒崎砲台跡
14:15〜14:45 猿岩(お土産店も散策)
15:30〜16:30 鬼の足跡(夕方の光がおすすめ)
17:00 郷ノ浦港でレンタカー返却
各スポット間の移動時間は車で15〜30分程度。合計の所要時間はランチを含めて約6〜7時間、スポット見学だけなら3〜4時間です。
タクシーの運転手さんに聞いた話で印象的だったのが、「壱岐は車で2時間で一周できるけど、実は各エリアで全然雰囲気が違う」ということ。確かに西側の猿岩エリアと東側の左京鼻エリアでは、海の表情も風の感じ方も別物でした。半日かけて島を横断すると、その違いを体感できるのも面白いポイントです。
ランチは郷ノ浦エリアか勝本エリアで海鮮を楽しむのがおすすめ。壱岐島の飲食店は昼14時までのところが多いので、ランチの時間は逆算して計画しておくと安心です。
初めての壱岐島で効率よく観光したい方は、ベルトラの壱岐島日帰りツアーを利用するのも手です。ガイド付きで主要スポットを回れるので、土地勘がなくても安心ですよ。
レンタカーは必須!壱岐島の移動事情と事前準備
- 壱岐島の自然景観スポットはバスでのアクセスが困難。レンタカーがほぼ必須
- 軽自動車24時間: 5,500円〜8,800円。事前予約が安心
- 郷ノ浦港に4社、芦辺港に3社のレンタカー営業所あり
▼ 詳しくはこちら
はっきり言います。壱岐島の自然景観スポットを回るなら、レンタカーはほぼ必須です。
先ほど触れた通り、自分は初めての壱岐島でレンタカーを予約し忘れて痛い目に遭いました。路線バスは1時間に1本あるかないかで、猿岩や鬼の足跡のような西端・東端のスポットはバスの便がほとんどありません。結局タクシーを呼んで、かなりの出費に。あの時の交通費で何回レンタカーが借りられたかと思うと……。
自分が全社を調べた結果をまとめると、壱岐島のレンタカーは軽自動車24時間で5,500円〜8,800円の幅があります。郷ノ浦港に4社、芦辺港に3社の営業所があり、ナビ付き車両はほぼ全社対応。乗り捨て(郷ノ浦で借りて芦辺で返す等)に対応している会社は限られるので、事前に確認しておくと安心です。
安さ重視ならニコニコレンタカー、港での受け渡し利便性を優先するなら壱岐交通がおすすめ。詳しい比較は別記事にまとめていますので、そちらも参考にしてみてください。
旅行メディアの口コミでも「車の免許が必須。壱岐では坂が多く自転車での移動は困難」という声がありました。これは本当にその通りで、壱岐島は平地に見えて意外とアップダウンがあります。自転車で回るのは現実的ではないと思ったほうがいいでしょう。
フェリーとレンタカーをセットで予約したい方は、ベルトラのフェリー+レンタカーセットプランが便利です。バラバラに予約する手間が省けます。
「車の免許がない」「運転に自信がない」という方は、観光タクシーという選択肢もあります。島に詳しい運転手さんが案内してくれるので、ガイド付きの観光ができて一石二鳥です。
レンタカー借りないで回ったらどうなるの?バスだけで猿岩行ける?
正直かなり厳しいですね。バスの本数が少なすぎて、1つのスポットを見るたびに1時間以上待つことになります。自分が身をもって体験したので間違いないです。観光タクシーか、ツアーを利用するのが現実的な代替手段ですよ。
壱岐島の自然景観スポットQ&A|よくある疑問に答えます
- 猿岩は本当に猿に見える?
-
角度と光の加減で見え方が変わりますが、駐車場からの定番アングルで見ると驚くほど猿の横顔そっくりです。口・鼻・頭の丸みまではっきりわかります。「写真で見るよりも実物のほうが猿に見える」というのが正直な感想です。
- 鬼の足跡は子連れでも大丈夫?
-
景色自体はお子さんも楽しめますが、断崖の周囲に柵がほとんどないため、小さなお子さんは必ず手をつないで歩いてください。穴のふちには近づきすぎないこと。風の強い日は訪問を避けたほうが安全です。
- 左京鼻と猿岩はどちらを先に行くべき?
-
撮影を考えると「午前に左京鼻(東側・順光)→ 午後〜夕方に猿岩(西側・夕陽)」の順番がベストです。逆に回ると両方とも逆光になってしまい、写真の仕上がりがイマイチになります。
- 4スポットを回るのに何時間かかる?
-
スポットの見学だけなら合計3〜4時間が目安です。移動時間(各スポット間15〜30分)を含めても半日あれば十分回れます。ランチを挟む場合は6〜7時間を見ておくと余裕があります。
- 猿岩周辺にランチスポットはある?
-
猿岩の手前にある「猿岩物産館」で軽食は購入できますが、本格的なランチを楽しみたい場合は郷ノ浦エリアか勝本エリアまで車で移動するのがおすすめです。壱岐島の飲食店は昼14時閉店のところが多いので、時間には余裕を持ってください。
まとめ|猿岩だけじゃない、壱岐島の自然景観を全部楽しもう
この記事では、壱岐島を代表する4つの自然景観スポットを紹介しました。
- 猿岩 ── 高さ45mの奇岩。夕陽に照らされたシルエットは壱岐島No.1の絶景
- 鬼の足跡 ── 周囲110mの巨大縦穴。春分・秋分の日の夕陽は必見
- 左京鼻 ── 1km続く柱状節理の断崖と海中の「観音柱」
- 黒崎砲台跡 ── 一度も使われなかった「東洋一の砲台」。猿岩から徒歩2分
すべて玄武岩の海蝕地形であり、「八本柱」の神話がつなぐストーリーがある。奇岩・大穴・断崖・戦争遺産と、一つひとつの個性がまったく違うのに、地質と神話という共通の糸でつながっている――これが壱岐島の自然景観の面白さです。
効率よく回るなら、午前に左京鼻 → 昼にランチ → 午後に黒崎砲台跡と猿岩 → 夕方に鬼の足跡の順番がおすすめ。レンタカーの事前予約だけは忘れずに。自分のように現地で詰む羽目になります。
トリップアドバイザーに「小さな島なので一日観光で十分。インパクトは少ない」という口コミがありました。確かにテーマパーク的な派手さを求める方には物足りないかもしれません。でも、じゃらんの口コミでは「ドライブにちょうどいいサイズの島」という声もあって、個人的にはこちらに同感です。車で2時間で一周できるコンパクトさの中に、これだけ多彩な景色が詰まっている島はなかなかありません。
少しでも気になったら、まずは猿岩から。でも、猿岩だけで帰るのはもったいないですよ。
- 壱岐島の観光スポットをもっと知りたい方はこちら
- 壱岐島への行き方・フェリー情報はこちら
- 観光の後は壱岐島の温泉でリフレッシュ
壱岐島の自然景観を効率よく楽しみたい方は、ベルトラの壱岐島日帰りツアーやフェリー+レンタカーのセットプランもチェックしてみてください。事前に予約しておくと、当日はスポット巡りに集中できますよ。