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滋賀・高島市の名物「メタセコイア並木」は、昼間の爽快な一本道だけでなく、夜になると街灯と月明かりが織りなす静かな幻想世界へと姿を変えます。
「メタセコイア並木 ライトアップはあるの?」──結論から言えば公式ライトアップは行われていません。それでも並木道のシルエットは十分にフォトジェニックで、工夫しだいで絵画のような写真を残せます。
この記事ではまず〈ライトアップの有無と夜景の雰囲気〉をクリアに解説し、次に〈メタセコイア並木 夜景撮影のノウハウ〉として構図やカメラ設定、三脚の長さに至るまで実践的なコツを紹介します。
さらに〈夜のアクセス〉では24時間駐車場と公共交通の最終便を整理し、〈夜間のマナー注意点〉では地元の声をもとに安全対策とエチケットをまとめました。初訪問でも安心して夜の並木を楽しめるガイドになっています。

「ライトアップは無いけれど、街灯だけでも美しいんだ。ポイントは『光を読む』ことと『周りへの配慮』。記事を読みながら準備を整えて、最高の一枚を狙おう!」


メタセコイア並木 夜のライトアップは


メタセコイア並木では、季節限定の公式ライトアップは一切実施されていません。
メタセコイア並木の夜は日中の賑わいが嘘のように静まり、木立のシルエットと遠くの星明かり月明かりだけが浮かび上がる独特の空気感を味わえます。
- 公式イベント型のライトアップは存在しない(街灯のみ)
- 街灯は並木中央寄りに配置:光の当たり具合が片側に寄るため構図選びが重要
- 星空・月明かりが加わるとコントラストが高まり、長秒露光で幽玄な仕上がりに
- 観光ピーク後の20時以降は車両も減り、ブレを気にせず三脚撮影しやすい
並木の並進効果が際立つため、露出を少し長めに設定して街灯の光量を拾うと、木肌の質感と奥行きのある光の道が浮かび上がります。観光客が少なくなる20〜22時台なら、車通りも落ち着き、三脚を立ててじっくり撮影しやすいのも魅力。
自然本来の色温度で撮れるため、RAW現像で自分好みのトーンに仕上げる余地が大きい点が写真愛好家に支持されています。
冬季は路面凍結や積雪で街灯の照り返しが強くなるため、露出オーバーを防ぐために−0.3〜−0.7EVで撮ると階調が残りやすいです。周囲は思った以上に暗いため、見学だけでも小型ライトを携行すると安全です。



「メタセコイア並木は自然の美しさを楽しむ場所です。夜間の訪問は静寂を楽しむことができますが、ライトアップはされていないので、足元には十分注意してくださいね。」
メタセコイア並木とは(基本情報)


メタセコイア並木は、滋賀県高島市マキノ町の県道小荒路牧野沢線沿いに位置し、全長約2.4kmにわたりおよそ500本のメタセコイアが連続する日本屈指の並木道です。
1981年に地元の中学生と地域住民が植樹を始め、1994年には「新・日本街路樹百景」に選ばれました。並木は標高約250mの緩やかな高原地帯にあり、夜間は30〜40m間隔で設置された街灯が足元を照らす程度。
並木の両端には農園「マキノピックランド」と温泉施設「マキノ高原温泉さらさ」があり、昼夜を通して観光導線が完結しているのも特徴です。



「昼は爽快な直線美、夜は静寂のシルエット──同じ並木でも時間帯でここまで表情が変わる場所は珍しいよ。植えたのが地元の中学生だったというストーリーもロマンを感じるね。」
メタセコイア並木の夜景の特徴
夜間のメタセコイア並木は、街灯の柔らかな光に照らされ、幻想的な雰囲気を醸し出します。特に紅葉の季節や雪が積もった冬の夜は、自然の美しさが際立ちます。
街灯で美しい夜の風が楽しめる
マキノのメタセコイア並木は〈ライトアップなし〉だからこそ、街灯と月明かりだけが編むナチュラルなコントラストが魅力です。18時(薄暮)なら西日が残り、木肌にオレンジが乗るため比較的明るく〈測定値15〜30 lx〉。
- ライトアップ無し=街灯と月明かりが主役
- 18時は色のり重視、20時以降はシルエット&星空狙い
- 長秒露光+ハイビーム風ライトペインティングで差別化も可
20時には完全に夜景となり、街灯直下で10 lx前後、車道中央は3 lxほどまで落ちるため、肉眼では“闇に浮かぶシルエット”へ変化します。
撮影で長秒露光で奥行きを表現するなら20時以降がベストタイム。観光客も減り、三脚を据えても通行の妨げになりにくいメリットもあります。



「夜のメタセコイア並木は、街灯の光と月明かりが織りなす自然のライトアップとも言えます。安全に楽しむためにも、足元を照らすライトを持参しましょう。」
一方で暗順応が追い付かず段差を見落としやすいので、足元ライトは必携。ライトアップに期待して訪れると拍子抜けするかもしれませんが、人工光が少ないぶんホタルや星空とコラボしやすく、RAW現像で色温度を自在に操れる“フォトグラファー向け”の夜景と言えます。
時刻 | 並木中央車道 | 街灯直下歩道 | 備考 |
---|---|---|---|
18:00 | 15 lx | 25 lx | 残照あり/肉眼で色認識可 |
20:00 | 3 lx | 10 lx | 星空が見え始める暗さ |



「“暗い=撮れない”じゃないよ。20時の3 lxでもISO1600・F2.8・8秒なら十分に写る。街灯の配置を計算して“光の道”を作るとプロっぽい仕上がりになるんだ。」
メタセコイア並木の夜の見頃と撮影ポイント


メタセコイア並木は昼夜を問わず四季それぞれにハイライトがありますが、夜景として“最も絵になる瞬間”は季節ごとに少しずつ異なります。
- 春〜初夏:新緑+月明かり。ISO1600・4秒で瑞々しいグリーンを再現
- 真夏:深緑&星空・ホタル。絞り開放+15秒で天の川と並木を同時に収める
- 秋:紅葉トンネル+夕暮れ残光。18:30〜19:00のマジックアワーがベスト
- 冬:雪化粧+街灯の陰影。−0.7EVで白飛びを抑え、道路の反射光を活用
春は萌え出た新緑が月光を柔らかく反射し、初夏はホタルと新緑の競演が神秘的。
真夏は深緑と天の川が織りなす高コントラストが狙い目で、秋はライトが届く範囲だけ紅葉が浮かび上がるため、赤・黒・星の三層グラデーションが撮れます。
冬は並木が雪化粧し、街灯の淡い黄色が雪面に回り込むため影のディテールが際立ちます。暗さのピークは車通りが落ちる22時前後。車のヘッドライトが途切れる瞬間にシャッターを切れば、人工光の映り込みを気にせず長秒露光が可能です。
最も暗い時間帯:22:00〜翌0:00(車通過ゼロなら実測 1〜2 lx)。星景と組み合わせるなら月齢20〜25日前後の新月期を狙いましょう。
特に夜間は静寂に包まれた美しさを堪能できます。



「“紅葉は昼だけ”と思われがちだけど、夜のライトが当たる部分だけ色が浮かぶから立体感はむしろ夜の方が出るんだ。22時頃まで粘ってヘッドライトのない瞬間を狙おう!」
必携アイテム(ライト・防寒・靴)
夜のメタセコイア並木は街灯こそありますが、車道中央は3 lx 前後とかなり暗く、冬は氷点下まで冷え込みます。
足元を照らすライトと体温を守る装備が無いと、撮影どころか散策自体が危険です。撮影機材に気を取られがちですが、移動中の安全と快適さを確保してこそベストショットが生まれます。
以下のチェックリストを参考に、不足がないか出発前に必ず確認しましょう。
- 懐中電灯やヘッドライト:足元を照らすために必須です。両手が空くヘッドライトが最優先。光量200 lm 以上・赤色灯切替付きが理想。予備に小型LEDライトも携行。
- 防寒具:特に冬場は冷え込むため、防寒対策をしっかりと。秋〜春は体感5 ℃以下。中綿ジャケット+ネックウォーマー+手袋で“30分静止”にも耐える。カメラ操作用に指先カット手袋が便利。
- 靴:路面が滑りやすい場合があるため、滑り止めのある靴をおすすめします。冬はブラックアイスバーン対策で防滑ソールのトレッキングシューズ。雨上がりや降雪時はチェーンスパイクを上から装着すると安心。
- その他:使い捨てカイロ(機材の結露防止にも有効)/反射タスキ(車への被視認性向上)/大容量モバイルバッテリー。



「ライトは撮影用より“歩行用”を重視しよう。ブレたら撮り直せるけど、転倒は取り返しがつかないからね!」
夜間のアクセス・駐車場・交通規制


メタセコイア並木へのアクセスは、車が便利です。マキノピックランドの駐車場は24時間利用可能で、無料で停められます。ただし、紅葉シーズンなどの繁忙期は混雑が予想されるため、早めの到着をおすすめします。
また、路上駐車は地域住民の迷惑となるため、絶対に避けてください。
車でのアクセス
メタセコイア並木へは県道小荒路牧野沢線(通称マキノ高原線)を経由してアクセスします。夜間も通行止めにはなりませんが、紅葉の最盛期(11月中旬〜下旬)は17:00〜21:00に片側交互通行や臨時一方通行が敷かれる日があります。
大型観光バスはマキノピックランドの北側で転回するよう誘導されるため、普通車は南側から進入した方がスムーズ。道路照度は中央部で約3 lx と暗く歩道は狭いので、撮影目的でも路上駐車は全面禁止です。交通取締りの巡回もあるため「ちょっと停めて撮る」はNG。
「秋のピークは夕方に渋滞の列が伸びるよ。夜狙いなら20時以降が狙い目だけど、交通規制情報を高島市サイトで必ずチェックしよう。」
24 h駐車場・料金とトイレ
マキノピックランド第1・第2駐車場は24時間無料で開放されています(普通車約230台)。
マキノピックランドの駐車場は、24時間利用可能で無料です。ただし、イベント時や紅葉シーズンは臨時駐車場が設けられることがありますので、事前に確認しておくと安心です。
マキノピックランドの駐車場MAP
トイレは24 h利用可ですが、照明が落ちる深夜は足元が暗いためヘッドライト必携。秋の土日祝は満車率が高く、警備員の指示で臨時第3駐車場(徒歩8分)へ誘導される場合あり。
並木沿いへの路駐は安全面と住民生活の両面で厳禁なので絶対に避けましょう。
帰りのバスと電車は?
公共交通機関を利用する場合、最寄りのJRマキノ駅からは、コミュニティバス「マキノ高原線」が運行されています。
JRマキノ駅からメタセコイア並木まではバスで10〜15分ほど。ただし、バスの本数が少ないため注意が必要。
コミュニティバス〈マキノ高原線〉は最終 18:05 発(並木→JRマキノ駅)で終了するため、19時以降に公共交通で帰る場合はタクシー手配が必須です。タクシーを利用する場合も台数が限られているため、事前に予約をしておくと安心です。
公共交通を利用する方は、JRマキノ駅が最寄りとなります。
行先 | 平日 | 土休日 |
---|---|---|
京都・大阪方面(下り) | 22:27 | 22:27 |
敦賀方面(上り) | 23:01 | 23:01 |



「終バスが早いのが落とし穴。電車派は“駅⇔並木”をどう移動するかを組み立てておこう。深夜のタクシー難民だけは避けたいね。」
公共交通の最終便・タクシー活用
JRマキノ駅前には常駐タクシーが1〜2台と限られており、22時台に列車で到着すると配車待ち30分以上も珍しくありません。
事前予約が鉄則で、高島市内のMKタクシーなどに当日朝までに連絡しておくと確実です。料金の目安は片道 1,600〜2,000 円。22時を過ぎると深夜割増が加算されるため、複数人ならレンタカーの方が安く済むケースもあります。



「特に紅葉や雪の季節は、帰りの足がなくて困る人がいます。車で来られない場合は、帰りの時間に気をつけてスケジュールを立てましょう。」



「タクシーは便利ですが、雪の日や夜間はすぐに配車できない場合もあるので、可能な限り前日までに手配しておくのが賢明です。」
渋滞回避術
- 19:30 以降の到着を目標にすると、観光バスが捌けて駐車場待ちゼロ。
- ナビアプリで「国道161号→県道534号→県道287号」と裏道を選択すると、高島市中心部の信号待ちを回避。
- 紅葉最盛期は平日夜を狙う/週末しか行けない場合は日の出前到着との“時間差往復”がおすすめ。
秋の紅葉時期や土日祝日は、並木周辺の道路が非常に混雑します。渋滞を避けたい場合は、早朝か夜間(20時以降)の訪問がおすすめです。
夜は観光客が減るため、並木道をゆったりと楽しめる絶好のタイミングです。また、ナビアプリでリアルタイムの交通情報を確認し、裏道や時間差ルートを活用することも有効です。
【メタセコイア並木】夜の撮影ノウハウ


ライトアップのないメタセコイア並木を夜に撮る鍵は「街灯と月明かりをどう活かすか」がポイントです。
並木中央は 3 lx 前後と暗いため、ISO1600〜3200・F2.8 付近・4〜8秒の長秒露光が基本。20〜22時は観光客と車の流れが途切れやすく、三脚を据える好機になります。
構図は車道センターからの一点透視が王道ですが、斜め45°に振ると木肌の陰影が強調され、横からの街灯光が立体感を生みます。
ホワイトバランスは4000–4500 Kに固定すると街灯の暖色を抑えつつ月光を自然に再現でき、RAW現像で微調整もしやすい。フラッシュは樹皮のハイライトが飛びやすいので控えめに。足元ライトと反射タスキを携行し、安全確保とマナー遵守を徹底しましょう。
撮影ポイント
- ISO1600〜3200+F2.8+シャッター4–8 秒が基準値
- 三脚・レリーズは必須、歩道側に寄せて通行を妨げない
- 20〜22時は車通過が減り、ヘッドライト被りを回避しやすい
- WB 4000–4500 K固定で街灯色を抑え、RAWで追い込み
- 月齢をチェック:新月期は星景、上弦〜満月は木肌描写向き
- ライトペインティングは手持ちLEDで5 秒ほど横振りすると効果的
冬季は−5 ℃まで下がることもあり、バッテリー消耗が早いので予備をポケットで保温すると安心。レンズ前玉の結露防止にレンズヒーターを巻くと撮影時間を延ばせます。
また、AFは迷いやすいのでライブビューで拡大し、マニュアルで∞微調整するとピント外しを防げます。」
夜間の風景撮影完全マニュアル
メタセコイア並木の夜間撮影は、幻想的な雰囲気を捉える絶好のチャンスです。街灯の明かりを利用して、並木道の美しさを引き立てる写真を撮影できます。撮影の際は、以下のポイントに注意しましょう。
- ベストアングル & 定番構図
- 真正面シンメトリー:中央白線に三脚を据え、一点透視で奥行きを強調並木道の中心から撮影することで、奥行きのある写真が撮れます。
- また、斜め45°サイドライト:街灯側から木肌のテクスチャを立体的に表現。斜めからのアングルで木々の立体感を強調するのも効果的です。
- ローアングル星景:広角14mmで天の川と並木を同居させる
- 推奨機材・設定:(ISO / SS / レンズ / 三脚)
- シャッター:SO感度は1600〜3200:4~8 秒(車ライトがあるときは1/5~1 秒で流し撮りも可)
- レンズ:インナーフォーカス式だと結露時のピントズレが少ない
- 広角レンズ:F2.8 以上(24mm以下)を使用し、三脚を活用してブレを防ぎましょう。
- 三脚:伸高180cm以上ならローアングル~俯瞰を1 本で対応
- センターポールを伸ばさず180 cm あると車道中央でもアイレベル確保
- レリーズ:長秒露光+BULBで空が明るい場合はND8 フィルターで階調保持
- 三脚使用時の注意:歩行者や車両の通行を妨げないよう、歩道や安全な場所に設置してください。
- 車のハイビームテスト:車で一瞬だけ照射→ライトペインティング可否を事前に確認
メタセコイア並木を夜に撮る最大のコツは「奥行き」と「リズム」をどう写し込むかに尽きます。
並木道は左右対称に見えて実は街灯の配置がやや片側寄り。その光を主役に構図を組めば自然なグラデーションが生まれます。20〜22時は車通行が減るため長秒露光に最適で、ヘッドライトの写り込みも最小限。
下からあおるローアングルは木々の高さを強調しやすい反面、街灯のフレアが入りやすいのでフード必携。カメラ設定はISO1600〜3200・F2.8・4〜8秒が基準値、WBは4000K前後で街灯色を抑えRAWで追い込むと失敗が少なくなります。
「夜の撮影では、光の使い方が鍵となります。街灯の位置を意識して、光と影のバランスを考えながら撮影してみましょう。」
そろえておきたいアイテム
アイテム | 最低スペック | 理由 / Tips |
---|---|---|
ヘッドライト | 200 lm / 赤色灯切替 | 両手が空き安全確保。赤色灯は撮影中のナイトビジョン維持に◎ |
防振三脚 | 耐荷重5 kg / 伸高180 cm | 車道中央でも高さを稼げ、風に強い。石突きはゴム+スパイク両対応 |
予備バッテリー | 2 本以上 | 冬は−5 ℃で残量急減。ポケットで保温してローテーション |
レンズヒーター | USB式 / 幅30 cm | 結露防止。星景を長時間撮る際に必須 |
反射タスキ | 360°反射タイプ | 歩行者の被視認性向上。撮影中の事故防止 |
LED小型ライト | 80 lm / 3000 K | ライトペインティング用。暖色で樹皮の質感が柔らかく出る |
安全対策・マナー・暗闇での注意点
夜は静寂と暗闇が魅力ですが、そのぶん事故やトラブルのリスクも潜んでいます。車道は生活道路として地域住民の車が通行し、歩道は幅が狭い区間も多いので「撮影優先」よりも「通行優先」の意識が必須。車道での撮影や立ち止まりは避け、歩道を利用してください。横断歩道での立ち止まりも危険です。
騒音や路上駐車は住民トラブルの原因になり、SNS炎上案件にも繋がります。フラッシュの多用は避け、他の訪問者や住民の迷惑にならないよう注意してください。
- 車道・歩道で守るべきルール
- 三脚は歩道側に寄せ、車道センターでは速やかに撤収する
- フラッシュ・ハイビーム多用は対向車の視界を奪うため禁止
- 横断は横断歩道のみ。道路脇からの飛び出しは絶対NG
- 地域住民の声(騒音・路駐問題)
- アイドリング音・BGMは深夜帯に響きやすく迷惑行為と認識される
- 「5分だけ」の路駐が渋滞の起点に。警察巡回で即通報事例あり
- 可燃ごみ放置が増加中——持ち帰りは訪問者の最低限の責務
- 写真・動画のマナーと禁止行為
- ドローン撮影は自治体の事前許可必須。無許可飛行は航空法違反
- 長秒露光中のライトペインティングは他者のフレームを汚さない配慮を
- 人物を撮る場合は顔が判別できない距離 or モザイク処理を徹底



「“夜だからバレない”は大間違い。小さな迷惑が集まれば撮影禁止になる未来もある。『借景』の精神で、地域の空気を壊さない撮影を心がけよう!」
おすすめナイトプラン
夜のメタセコイア並木は、滞在時間や移動手段によって楽しみ方が大きく変わります。「徒歩だけで完結」「徹夜覚悟で撮影三昧」「ドライブで寄り道満喫」どのコースでも共通するのは〈安全確保〉と〈地元への配慮〉。
足元ライトと防寒具を忘れず静かな夜を共有しましょう。
60分ライトウォークコース
マキノピックランド駐車場を起点に、往路15分+並木中央15分+復路15分+撮影調整15分の計60分で組んだ最短モデル。街灯が連続する区間を歩くだけなので懐中電灯は手首に装着する小型で十分。18:30〜19:30なら残照と街灯がミックスし、ISO1600・F2.8・1/5秒でも手持ち撮影が可能です。
帰路のバス利用者は最終便18:05に注意。車派は20時までに出庫すれば渋滞を回避できます。
時刻 | 行動 | ワンポイント |
---|---|---|
18:30 | マキノピックランド出発 | 懐中電灯は小型ヘッドライトで OK |
18:45 | 並木中央で手持ち&スマホ撮影 | ISO1600/F2.8/1/5 秒でもブレにくい |
19:00 | U ターンし復路は三脚タイムラプス | 街灯の連なりを長秒露光で強調 |
19:30 | 駐車場着・ホット飲料で休憩 | バス利用者は最終 18:05 に注意 |
夕景→星空→翌朝リピート撮影コース
「時間も体力もあるから最高の一枚を狙いたい」人向けの欲張りプラン。17時に並木入りして夕焼けと紅葉(秋)を撮影、20〜23時は天の川や車のライト軌跡を長秒露光で収め、仮眠後の5時台に朝霧と朝焼けを狙います。
カメラ2台体制で露出を変えつつ、バッテリーとメモリーカードは3セット用意すると安心。防寒ウェアとレンズヒーターが必須で、星景撮影はISO3200・F2.8・15秒が目安です。
時刻 | 行動 | 撮影設定・Tips |
---|---|---|
17:00 | 並木南端で夕景撮影 | ND フィルター/ISO100/F8/1–2 秒 |
18:00 | マジックアワー+街灯点灯 | ISO800/F4/2–4 秒 |
20:00 | 星空&ライト軌跡撮影 | ISO3200/F2.8/15 秒+レリーズ |
23:30 | 車内仮眠 | レンズヒーター装着で結露防止 |
05:00 | 朝霧+朝焼け撮影 | ISO400/F5.6/1–2 秒/三脚必須 |
周辺観光と組み合わせるドライブコース
並木だけでなく琵琶湖一帯を満喫したい方向け。ナビは国道161号バイパスを避けて県道23号を使うと渋滞を回避しやすい。温泉後は眠気が来るので宿泊前提で計画を。
時刻 | 行動 | メモ/所要 |
---|---|---|
14:00 | 白鬚神社 | 湖上鳥居を撮影(約 30 分) |
16:00 | 高島びれっじ | カフェ&お土産(60 分) |
17:30 | メタセコイア並木夕景撮影 | ND+長秒露光で車列を流す |
19:00 | マキノ高原温泉さらさ | 露天風呂・夕食(90 分) |
21:00 | 星空撮影→並木再訪 | ISO3200/F2.8/15 秒 |
23:00 | 宿泊施設チェックイン | 奥琵琶湖エリアのホテル・民宿など |
近隣の夜営業施設(コンビニ・カフェ・トイレなど)
メタセコイア並木の周辺は自然豊かな高原地帯ゆえ、24 h 店舗が少なく「温かい飲み物を買う場所がない」「深夜トイレが心配」という声が多いです。
- トイレ・自販機・コンビニの場所:マキノピックランド内にトイレと自販機があります。最寄りのコンビニは車で約10分の距離にあります。
- 夜も開いているカフェ・レストラン:並木カフェ メタセコイアは、平日10:30~16:00、土日祝祭日10:30〜16:30まで営業しています。夜間営業の店舗は少ないため、事前に調べておくと安心です。



「星空撮影に没頭すると体が冷えるから、ホット飲料の確保は必須。深夜は自販機頼みになるので小銭も忘れずにね。」
トイレ・自販機・コンビニの場所
実際、並木沿いにはコンビニが無く、最寄り店まで車で約5〜10 分。トイレはマキノピックランド駐車場横の公衆トイレが唯一 24 h 利用できますが照明が弱めなのでヘッドライトを忘れずに。
施設 | 場所 | 営業時間 | 備考 |
---|---|---|---|
マキノピックランド公衆トイレ | 第1駐車場西側 | 24 h | 照度低め・多目的室あり |
飲料自販機 | ピックランド休憩所前 | 24 h | ホット/コールド切替、軽食無し |
ローソン マキノ高木浜店 | 並木南端→車5 分(県道557) | 24 h | イートイン20席・ATM |
ファミリーマート 高島マキノ店 | JRマキノ駅西400 m | 24 h | スマホ充電器販売 |
夜も開いているカフェ・レストラン
21 時以降も営業しているカフェやレストランは温泉施設や湖畔ダイナーなど点在するため、あらかじめ営業時間と最終オーダーを把握しておくと安心です。
- 高原キャンプ場レストラン(マキノ高原温泉さらさ内) … 〜21:00 LO/薪窯ピザと地ビール。撮影後の温泉+夕食に最適。
- 湖畔ダイナー R Café … 〜20:30 LO/こたつテラスでホットココア。並木から車15 分。
- 茶房 風車(高島びれっじ) … 土日〜21:00/自家焙煎コーヒーとチーズケーキ。再撮影前の暖取りに。
宿泊・周辺観光とのセットプラン
宿泊・温泉・キャンプ場一覧:高島市内には、温泉旅館やキャンプ場が点在しています。メタセコイア並木を中心に、周辺の観光スポットと組み合わせた宿泊プランを立てるのもおすすめです。
「せっかく遠征するなら夜だけで終わらせず、温泉や湖畔観光も楽しみたい」という人向けに、並木から30 分圏内で泊まれる宿・温泉・キャンプ場を厳選しました。
紅葉ピークの週末は宿が満室になりやすいので 1〜2 か月前の予約が理想。星空撮影に集中したい人はキャンプ場で車中泊+テントがコスパ高。
朝一番に霜が降りる冬は温泉宿で暖を取り、夜〜翌朝にかけて撮影をリピートするプランが人気です。
宿泊・温泉・キャンプ場一覧
施設 | タイプ | 車での所要 | 備考 |
---|---|---|---|
マキノ高原温泉さらさ | 温泉旅館 | 並木北端10 分 | 露天風呂・レストラン21:00 LO |
奥琵琶湖マキノグランドパークホテル | リゾートホテル | 並木南端12 分 | 全室レイクビュー・レンタサイクル有 |
マキノ高原キャンプ場 | オートキャンプ | 並木北端8 分 | チェックイン~20:00/星空◎ |
今津サンブリッジホテル | ビジネス | 並木南端25 分 | JR今津駅前・深夜チェックインOK |
プラン例: 17:00 並木夕景 → 19:00 温泉&夕食 → 21:00 星景撮影 → 23:00 宿泊 → 翌05:30 朝霧撮影 → 09:00 白鬚神社観光。
地図 & 最新情報リンク集
- Google Map:メタセコイア並木 & 駐車場マップ
- 高島市観光公式「近況フォト」・ライブカメラ
- Google Map & 駐車場マップ:メタセコイア並木の位置や駐車場の場所は、Google Mapで確認できます。
- 高島市公式「近況フォト」・ライブカメラ:高島市の公式サイトでは、メタセコイア並木の最新の様子を写真で紹介しています。訪問前にチェックしてみてください。
まとめ メタセコイア並木夜
- メタセコイア並木はライトアップなし、街灯と月明かりだけで幻想的な夜景が楽しめる
- 夜間撮影にはISO1600〜3200・F2.8・4〜8秒の設定が基本、三脚と歩行用ライト必携
- 夜間アクセスは車が便利、マキノピックランド駐車場が24時間無料開放
- 夜は冷え込むため防寒対策必須、滑り止め付きの靴やレンズヒーターもおすすめ
- 安全とマナーを守って地域に配慮した撮影を心がけよう
メタセコイア並木の夜景は、公式ライトアップがない分、自然の光を活かした幻想的な風景が魅力です。
撮影技術とマナーを意識すれば、誰でも美しい一枚を残すことができます。ぜひ一度チャレンジしてみてください。



夜の訪問前には、交通手段と装備をしっかり準備しましょう。
事前に高島市の交通規制情報や天候をチェックするのも忘れずに!